首相、カンボジアとベトナムの国境画定の目的を再確認

フン・マネ首相は、「モンドルキリ、ラタナキリ、クラティエにおけるカンボジアとベトナムの国境線は数百の標識で示されており、カンボジアの領土保全を守ることを目的としており、これは王国政府の領土保護への取り組みを示すものである」と述べた。

これは、首相が2日(金)、カンボジア・オクニャ(王室賦与の称号者)協会およびカンボジア住宅開発協会との祝賀晩餐会で演説したものである。

2007年以前、ベトナムとの国境にあるカンボジアの一部の州には国境検問所がなく、カンポットからコンポンチャムにかけてのみ検問所が存在していた。しかし、領土保全の約束を示すため、カンボジアは2007年に国境線全体を明確に区切る国境検問所の設置を開始しました。

首相は、「過去25年間で2006年から2018年までにクラティエ州に11カ所の主要な国境検問所と144カ所の追加検問所を含む150カ所以上の国境検問所が設置された」と述べた。モンドルキリ州では、2007年から2018年までに、35の主要ポスト、375の追加ポスト、11の標識柱が設置されました。ラタナキリ州では、40の主要ポスト、153の追加ポスト、4つの標識柱が設置されている。

フン・マネ首相は、「カンボジアの領土保全を守り、近隣諸国との国境を強化するために、王国政府は国境検問所を設置しただけでなく、国境地域の持続可能な開発を促進する政策も実施している」と強調した。

こうした改めてのベトナム国境交渉の成果の再確認は、海外の野党系のメディアよりカンボジアがベトナムに領土的な譲歩をしているという非難を意識したものでもある。

同首相は、「過去25年間にわたりカンボジアはラタナキリとモンドルキリへの国道を結んだだけでなく、数百キロに及ぶ国境道路も建設し、この道路網を「ドラゴンテイル(龍の尻尾)」地域までさらに拡張する計画だ」と述べた。

カンボジアとベトナムは約1,270キロの陸上国境を共有しており、現在までに両国は計画されていた国境検問所の84%を設置している。

掲載写真:国内メディア・フレッシュニュース

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