コンポントム州の5つの地区が洪水に見舞われ、米作が壊滅

深刻な洪水がコンポントム州の5つの地区を襲い、米作に大きな被害を与え、多くの農家に影響に深刻な被害となった。

コンポントム州農林水産局は22日(月)朝、洪水により710ヘクタールの水田が壊滅し、415ヘクタールが完全に破壊されたと報告した。最も大きな被害を受けたのは開花期にあった早生(わせ)種の稲作だった。

被害を受けた地区は、カンポン・スヴァイ地区、ストゥン・セン市、プラサット・サンボ地区、サンダン地区、バライ・レウ地区の被害が深刻で、さらに洪水は13の自治区と39の村に及んでいるという。洪​​水は合計566の農家に深刻な影響を及ぼした。

カンポン・スバイ地区だけでも、3つの自治区と5つの村が洪水に見舞われ、426世帯が被災、506ヘクタールの水田が損壊し、415ヘクタールが完全に破壊された。ストゥンセン市では5つの自治区が被災し、33世帯が53ヘクタールの水田に被害を受けた。またプラサット・サンボ地区では5つの自治区と13の村が被災し、43世帯と43ヘクタールの水田が被害を受けた。サンダン地区では1つのコミューンと4つの村が洪水に見舞われ、27世帯と24ヘクタールの水田が被害を受けたと報告されている。さらにバライ地区でも、1つの自治区と6つの村が洪水に見舞われ、37人が被災し、73ヘクタールの水田が被害を受けた。

コンポントム州水資源・気象局によると、コンポントム市のストゥンセン川の水位は21日朝に13.23メートルに達し、前日より0.07メートル上昇した。水位が13.50メートルに達すると非常事態が宣言されることになる。サンダンテウク地区駅では水位が17.78メートルに達し、昨日より0.12メートル上昇し、非常事態の基準は18.50メートルに設定された。

こうした被害にもかかわらず、コンポントム州における雨期の稲作の全体的な進捗が見られ。21日(日)の時点で、農家は196,153ヘクタールの稲を栽培しており、計画された231,300ヘクタールの91.96%を達成している。

これは昨年の同時期と比べて4,000ヘクタール以上の増加を示しており、軽度の季節稲作は33,254ヘクタールに増加したている。

掲載写真:コンポントム州当局の提供 Khmer Times掲載

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