政府「母なる自然」に対する懲役刑への国際機関の批判に回答

法務省は5日(金)、「母なる自然(マザー・ネイチャー)」の活動家10名に対する判決を非難する様々な国際機関の声明に反応した。

*下の記事をご参照ください。

カンボジア国務長官兼法務省・報道官:チン・マリン氏は6日、「国連人権委員会、欧州連合、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、LICADHO、アドホック等の著名な国際機関が活動家に対する懲役刑や法的措置に反対して行ったいかなる声明や宣言も、活動家を支援する措置を講じる正しい法的アプローチを反映していない」と述べた。

同氏はさらに、「国際機関の意見はいずれもカンボジア司法当局や他のカンボジア当局に影響を与えたり、圧力をかけたりすることはできない」、また「そのような批判は実際には有罪判決を受けた活動家を助けることはできない」と付け加えた。

さらに「この10人の被告人に対する告訴は、彼らが環境活動家であり、法的権利と自由を行使していたからではない。有罪判決はむしろ、彼らの法律違反行為に基づいている。彼らの量刑は十分な事実と完全な合法性に基づいており、その手続きは当局による明確な捜査を通じて確立され、有罪判決につながった」と同報道官は国際機関の懸念や批判に反論した。

同報道官:マリン氏は、活動家たちの裁判と判決に批判的な団体に言及し、「彼らが被告人を助ける唯一の方法は、裁判のすべての段階と手続きに参加し、告訴と警察が集めた証拠に対抗する強力な証拠を提示することだ」と示唆した。

これに先立ち、内務省・報道官:タッチ・ソハク氏も3日(水)、これら活動家らの有罪判決に関して国際団体に対し、彼らの量刑と裁判所の判決は十分な事実と法の適正手続きに基づいたものだと回答している。

同氏はさらに、「カンボジアは法の支配のもとに統治される国家であり、生命と自由の権利、意見と表現の自由、労働と教育の権利を含む人権を尊重することに尽力している「と付け加えた。

プノンペン市裁判所は火曜日、環境保護団体:母なる自然(マザーネイチャー)の活動家10人に長期の懲役刑を言い渡した。同団体は、政府転覆を企てたこと、および2021年にノロドム・シハモニ国王を侮辱したことで、刑法第453条および第437条に基づき有罪判決を受けている。

掲載写真:「母なる自然」の活動家リーチャンダラウス氏を7月2日、裁判所前で警察が拘留 Khmer Times掲載

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