いつも機会を狙っている泥棒の徘徊は、プノンペンでは日常的である。このほど外国人からバッグを奪おうとして、バイクを失い、拘留されるはめになった。だが、日々プノンペンを徘徊している泥棒、引ったくりや窃盗事件で犯人が拘留されるのごく稀なことである。数多く起こる泥棒被害だが、被害者の多くは泣き寝入りである。
上記の事件は6月23日午前12時50分、プノンペン市ダウンペン地区ワットプノン区110番地で発生した。
犯人は、故障した車の外に外国人が立っているのを見て、強奪を決意した。泥棒はバイクで猛スピードで走り抜け、外国人の一人からバッグを引ったくりで奪った。
が、ひったくり犯にとって天罰だったのは、外国人が抵抗し、ひったくり犯はバッグを奪おうとして逆にバイクから落ちてしまったという。
パニックに陥った犯人は、自分のバイクを置き去りにして、共犯者のバイクに飛び乗った逃げた。
事件後、警察は容疑者のバイクを押収し、ダウンペン地区警察監察部に保管し、犯人とその共犯者の捜索と手順に従って処罰を続けると述べている。ワットプノンは地元や外国人の行楽客の集まるところだが、有名大型市場と並んで引ったくりの被害も多いところでもある。
なお、引ったくりに遭った被害者・外国人の国籍は明らかにされていない。
掲載写真:警察の提供