文科省、バカロレア2の試験を 10 月に前倒し

このほど教育・青少年・スポーツ省(文科省)は、毎年恒例のバカロレア(baccalauréat)2の高校卒業資格、大学入学資格試験を10月8日に実施する予定であると発表した。昨年より試験スケジュールが1カ月前倒しとなった。

バカロレア(baccalauréat)は、フランスの後期中等教育(リセ)を卒業し、大学に入学する資格を意味します。また、この資格を取得する国家試験そのものも指す場合があります。フランスの国民教育省が管理しており、1808年にナポレオン・ボナパルトによって導入されました。学生の間では「バック(Bac)」や「バショ(bachot)」と略されることもあります。

カンボジアの近代教育は植民地時代に導入されたため、独立(1953年)後も長くフラン式であったが、国連が「万人に教育を」をスローガンに呼びかけた時、20世紀の終わりに日本と同じ6.3.3.4制度となった。未だプノンペン等の都市部で同じ敷地に中学、高校が併設されているのは、そのためである。

同省報道官のクオン・ヴィチェカ氏は4月30日、BAC II高校卒業・大学入学資格試験が昨年の11月6日よりも早く10月8日に予定されていると発表した。

同氏は、同省が昨年より早く試験を実施する主な理由は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック終息後に学習スケジュールが通常に戻ったためだと説明した。また、同省はそのために学校の休暇スケジュールを早めたことにも言及した。

同省は過去2年間、新学期を11月に開始することを目標に、期末試験の日程を元の日付に戻すために懸命に取り組んできたと述べた。

「パンデミック時のような超長期休暇はなくなり、スケジュールはすぐに通常に戻る可能性がある」とヴィチェカ氏は語っている。

昨年、同省は11月6日に試験を企画し、13万7,412人の学生が参加した。学生には男性64,134人、女性73,278人が含まれていた。試験ステーションは 227 か所あり、これは 5,543 の試験室に相当します。

昨年の受験者のうち、71.65%に相当する98,460人が試験に合格しました。

その内訳はグレード A の受験者は 1,673 名、グレード B の受験者は 6,964 名、グレード C の受験者は 18,308 名、グレード D の受験者は 34,246 名、グレード E の受験者は 37,269 名であった。

掲載写真:Khmer Times

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