タイとカンボジアの国境、タイ国スリン県カプチューン地区のチョンチョム市場で10月27日、320店舗が火災に遭い、被害総額は数億バーツに上ったという。タイとカンボジア両国の当局者は10月28日、市場への45日間の立ち入りと移動を禁止する標識が掲示した。
タイ・スリン州のサンタッドセントーン副知事とカンボジア・ウドン・ミエンチェイ州のフン・ソピア副知事は、両国の地元当局者とともにチョンチョム市場火災被害者支援センターを訪問し、カンボジアとタイの国境市場で店を失った300以上の業者に共同で救援物資を提供した。
カンボジア側のフン・ソピア副知事は、カンボジア当局は政府の規制に従い、この市場におけるカンボジアのベンダー(商売人)を可能な限り支援すると述べた。支援についてはタイ当局とも調整するという。
同国境市場の火災は10月27日夜9時半に発生し、店舗320棟が全焼し、約20人が軽傷を負った。
タイ当局は被害額を約1億バーツと見積もっており、より広い範囲を焼いた2020年の同市場の火災による被害額よりも大きかった。
なお、漏電が火災の原因と考えられている。
掲載写真:タイメディアより