米国大使 首相と会談、米国で有罪判決を受けたカンボジア人の送還を迅速化

駐カンボジア米国大使は9月27日、フンマネ首相と会談し、米国で有罪判決を受けたカンボジア国民の身元確認と本国送還の手配がカンボジアによって迅速に進められることになり、これにより米国からの国外退去手続きも合理化、迅速化されることになる。

フン・マネ首相とパトリック・マーフィー米国大使は9月27日、平和宮殿(旧閣僚評議会ビル)で実務会議を行った。

フン・マネ首相は、「カンボジアと米国政府は、カンボジア国民の本国送還に関連する手続きのあらゆる段階で緊密に連携し、協力し続けることに同意した」と述べた。さらに「カンボジアはカンボジア国民の本国送還の特定と手配のプロセスを加速し、本国送還時の手続きを簡素化している」と首相の内閣声明に付け加えられている。

首相とパトリック・マーフィー米国大使は27日、平和宮殿で実務会議を開催した。

同声明によると、

「クメール・ルージュによる大量虐殺中に子供として難民として米国に渡ったカンボジア人は、米国で犯罪を犯して捕まった場合、ほとんど知らない国に戻らなければならないだろう。」

「アメリカの都心部で育った彼らの中には、ギャング活動や軽犯罪に巻き込まれる人もいました。彼らは刑務所で服役した後でも強制送還される。

「彼らは家族から引き離される必要があり、米国への帰国は許可されない。」

と付け加えている。

人権団体ADHOCの報道担当:ソン・センカルナ氏は、「米国在住のカンボジア国民の帰国を手配するために必要な正確な手順が不明である」、「米国はカンボジアが義務の履行が遅いと主張した」と述べ、「これはカンボジアと米国は投獄された者の本国送還に関する協定を結んでいるが、カンボジア側は米国にあまり協力していないためである」と語った。

掲載画像:Khmer Times

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