プノンペンで赤信号無視で捕まった中国人に賄賂を要求したとして、警察署長3名が停職処分を受けた。
中国人男性は8月10日午後2時頃、ダンコール地区の国道3号線沿いのワット・スレン信号で車で信号を通過したところ警察官に呼び止められた。当事者であるそれら警察官3人、ソク・キムリー、ソーン・ソファナ、ローン・リホフは⒑日、警察に通報があったため停職処分となった。
プノンペン警察の報道官:サン・ソク・セイハ氏は、3人の交通警察官の停職処分は、告訴状の提出を受けての捜査の結果、プノンペン警察署長:サー・テット氏によって決定されと述べた。同署長:ソク・セイハ氏は、「3人の警官が赤信号で停止しなかった事を理由に中国人男性に賄賂を請求したことを示す十分な証拠があった」と述べた。なお同氏は、「中国人男性に赤信号無視という交通違反取締りを出すのが正しい行動だった」と述べた。
一般に、交通警察官の間では、中国人の交通法規違反者は自らお金を差し出し、違反逃れをしようとする者が多いということはよく広まった認識である。これら、通報で処分を受けた警察官たちは調子づいて多額のお金を請求したのであろう。こうした悪徳警官、一罰百戒になればいいが。
掲載写真:国家警察の提供