国家警察総委員会は、2023年上半期に全国で交通事故が計1,548件発生し、そのうち54%が夜間に起きたと発表した。これらの事故のうち、756人が死亡、2,072人が負傷し、うち1,332人が重傷を負ったという報告書を発表した。これは警察が介入した事故であって、実際の事故数、当事者同士の解決や無通報を含めれば、はるかに多いとみてよい。
事故の原因は、スピード違反 39%、無謀運転 25%、右折 10%、右ハンドル 9%、事故 7%、自動車故障 4%、飲酒 3%、眠気 1%、天候 1%、そして信号無視等が上げられているが、プノンペンの日々の報道を見るに飲酒運転3%というのは、信じ難い数値であるように、飲酒酩酊の自爆事故とみれば、その意味が明らかで、事故原因が飲酒を伴う他の違反となっているのだろう。
死亡事故の8割はバイク運転、その内ノーヘルが7割超
死亡事故のうち81%はバイク運転者に関係しており、73%はヘルメットを着用していなかった。プノンペンでは458件、シアヌークビルでは121件、ポーサットでは104件の事故があった。
昨年上半期と比較して、今年の交通事故は4%減少(1,548人対1,609人)、死者数は186人減少(20%減に相当)(756人対942人)、負傷者数は20%減少した。 163 人は 7% の減少しているという。 これで実態はそうかとは、俄かに受け入れられない。
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