タイ保健省の疾病対策部(DDC)は、6日の夕方の時点で、タイで合計108人の出稼ぎカンボジア人が新型インフルエンザ(COVID-19)で検査の陽性であると確認したこと同省のWebサイトに発表した。
タイの発表・州保健省も裏付ける
バッタンバン州保健局・副局長Ouk Vitya氏は5日(火曜日)に、タイの保健当局が「月曜日にカンボジアの移民労働者の間で106人の新型コロナウイルス感染で陽性症例を記録し」「彼らがタイの病院で治療を受けている」と述べた。数字に異同はあるもののほぼ110人弱が感染であるようだ。
100人以上も感染者を受け入れたら地方の州レベルでは医療崩壊の怖れ
Vityaは、COVID-19の発生を経験しているタイで働いているすべてのカンボジア人に、急いで帰国するのではなく、タイにも無料の検査と検疫の施設があるので、そのままにしておくように促した。「国境や廊下を通って戻ってきた場合は、自宅に戻る前に14日間隔離する必要があります。タイから帰国した親戚や隣人を見かけたら、すぐに地方自治体に報告して、帰国者を強制的に14日間隔離できるようにする必要があります」と同氏はラジオ番組で呼びかけている。要は、検疫逃れを報告する呼びかけである。
在タイ・カンボジア人の感染は、即そのままカンボジアの病院の医療崩壊につながる怖れがあり、「タイに留まれ!」とは、まさにカンボジアが辞を低くしてお願いするしかない状況であることは確かである。
*掲載画像:タイより帰国出稼ぎ労働者をオッドーミアンチェイ州のオスマック国境検問所で体温をチェックしている。