アンザン省のCửu Longデルタ州の人民検察局は、国境を越えてカンボジアから9人のベトナム人を不法に連れてきた5人を起訴した。それら9人のうち4人が新型コロナウイルスに対して陽性であると確認された。
アンザン省警察の局長によれば、起訴された越境ビジネスの5人は、同省アンフー地区Khánh Bình Commune区Bung Nhỏ Hamlet出身のPhan PhiHùng(42歳)、Trương ChíTài(31歳)、LêVăn Dính(31歳)、Phạm Thanh Hập(31歳)、アンフー地区のPhú HữuコミューンのPhú Lợi Hamlet Trang VănÚt(32歳)と特定されている。既に5人の容疑者は、医療検疫サイトで集中検疫下にある。
9人の不法帰国のベトナム人、4人が感染者
何故かカンボジアのメディア、保健省も取り上げない
警察によると、HùngはカンボジアのQuậyという人物に連絡を取り、カンボジアからベトナムに人々をHùngとTài、Dính、Hậpはバイクを使って国境を越えてベトナムの指定された地域に人々を不法に連れて行きた。さらにHùngはTrang Văn Útと協力して、車を使って人々をアンザン省のチャウドック市やその他の場所に連れて行きました。所謂「越境ビジネス」のメンバーである。
また、1月1日、Vĩnh Long Province警察は、州内で「危険な感染症を人々に広めた」として不法越境した感染者1440番も起訴した。4人も感染者のベトナム内での接触者たちを警察は捜査している。
グエン・スアン・フック首相はまた、地方自治体に対し、近隣諸国からの不法移民に対してより厳格な規制を課すよう要請し、ウイルスの拡散を防ぐための厳格な措置を求めた。これは、ベトナム第2波以来、全国の地方自治体は、7月のダナンでの発生以来、不法移民を取り締まるための取り組みを強化するように命じられたことである。
ベトナムでは、今年の2月にテト(旧正月)の祝日が来るため、引き続き警戒を強めている。
不思議なことにカンボジアからベトナムへ不法越境したベトナム人9人のコロナ感染について保健省もカンボジア・メディアも報道していない。
越境ビジネスの摘発がコロナ防止
ベトナムもタイと同様に不法越境する者が絶えない。今回の事件のようにいずれも国境を跨いで連携する越境ビジネスが存在するからである。越境ビジネスの組織の根絶と困難ルートも厭わない密入国者の摘発を進めないとコロナ感染が防げない。越境ビジネスが盛んなのは、取り締まる一線の警察官がお金で転ぶことも背景になっている。
*掲載写真:vietnamnews.vnより。
*参照:上記ニュースについて6日午後3:30過ぎに突然、khmer timesが記事にしているが、Web サイトのvietnamnews.vn 1月4日付の記事及び掲載写真そのままを丸丸コピーでアップした。<6日午後4:00追記>