昨日(4月23日)のプノンペンも暑かった。プノンペンで駐車場の管理を任されたガードマンが「今日は39°C以上だ」とぼやき、口をきくのも億劫(おっくう)そうな態度だった。無理もない、日々天日に干される油照りの天気が続く。この4月、危険なほどの酷暑が続くが、昼時から午後にかけての田舎では、道を歩く人はほとんど見られず、家で昼寝してやり過ごすか、ぐったりと動かないことしかないようだ。こうしたカンボジアの連日の酷暑は、日本のウェザーニュースでも大きく取り上げている。やはり例年にない異常な酷暑なのだ。
日本のウェザーニュースは、「東南アジアでは4月中頃から熱波が続いています。タイやベトナム、ミャンマーなどの内陸部では連日、40℃を超えるような厳しい暑さとなっていて、少なくとも4月いっぱいは継続する見通しです。」と報じている。
*Youtube動画:https://www.youtube.com/watch?v=EkqzeA4NT-s
タイ・バンコクでも40℃を観測
日本のウェザーニュースによれば、4月22日(土)午後の上空1500m付近に気温分布を見ると、濃いオレンジ色で示されている+18℃以上の暖かな空気が、東南アジア付近で大きく北に広がっていることがわかる。
内陸部にはさらに暖かな+24℃以上の高温域も分布している状況です。これだけの暖気に覆われると、晴れれば地上では40℃前後に達しますという。
*一般に大気温度は100m上昇でー0.5℃とされている。地表温度は反射熱もあってそれ以上の気温となる。
タイ、ミャンマーの内陸部 45°Cを超える場所を観測
またミャンマーの内陸部に位置するマンダレーでは4月14日から1週間以上、40℃を超える暑さになっていて、チャウの観測点では45℃以上を観測しました。タイでも内陸部の広い範囲が40℃超で、河口部のバンコクでも20日(木)には4年ぶりに40.0℃まで上昇しています。
東南アジア大陸部の暖気の流れ込みやすい状況は少なくともこの先1週間程度は続く見通しです。熱波による影響が懸念される。
日本でも昔は、夏の昼時から午後にかけて母親は子どもたちに家から出ないように注意したものである。「直射日光の暑さで<攪乱(かくらん、今では熱中症と呼ぶ)>になるよ。」とよく言われた。子ども心に頭が狂うのかな、と思っていた。
こまめの水分補給、直射日光を避ける、野外作業を控えるほかに手はない。まさに雨乞いしたくなるような、日々が続く。
猫もまた、うだる暑さに 涼み場へ
掲載画像 ウェザーニュース(日本のメディア)