カンボジア政府は29日(昨日)カンボジア内戦終結22周年を祝ったが、フン・セン首相は78歳で首相を辞任する意向を再確認した。
29日、国防大臣が勝利記念碑の式典に首相代理で出席
同日、ティーバン国防相は、プノンペンのクロイチャンバ地勝利記念碑で記念日を祝う際にフンセン首相代理として参加した。
フン・セン首相は29日、カンダル州自宅から国営TVK生放送を通じて国民に向けて演説する中で、「今後10年以内に引退する」と述べた。同首相は現在68歳である。
フン・セン首相は、1984年12月に国会で選出された後、1985年1月14日に首相に就任した。当時32歳で世界最年少の首相になりました。また、1991年まで外務大臣も務めた。現在、彼は世界で最も長く権力を維持した首相である。
後継者に現経済財務大臣ポルノモニロス(Aun Pornmoniroth)副首相か
12月中旬、同首相は、好ましい後継者の1人が元個人秘書で現経済財務大臣のアゥン・ポルノモニロス(Aun Pornmoniroth)副首相に可能性があることを明かしている。従来、同首相の息子である軍の副司令官である陸軍のフン・マネ少佐(43歳)を後継者として憶測されていたが、そうではない、言明した。が、後継者の1人と言う限定があることに注意が必要である。
今年も押し詰まった30日だが、日本では「来年の事を言うと鬼が笑う」という諺がある。来年でさえこうである。そのことは、世界の多くの人々が最凶の年のようなコロナ禍の2020年を過ごしたことでも解る。まして10年後、世界もカンボジアもどう転ぶか解らない、のである。