マレーシア カンボジアなどの雇用詐欺被害から国民保護のため厳しい法律に
マレーシア 雇用詐欺

マレーシアの国内メディアによると、マレーシア外務省は2 月 20 日時点で、海外で「雇用(就職)詐欺」マフィア組織の被害者となったマレーシア人に関して 572 件の報告を受けているという。

ダトゥク・モハマド・アラミン外務次官は、同報告はバンコク(タイ)、プノンペン(カンボジア)、ビエンチャン(ラオス)、ヤンゴン(ミャンマー)のマレーシア大使館を通じて受け取ったと述べた。

なお、「403人が救出され、先週の日曜日に帰国した5人を含む382人が帰国しました。残りの21人は同じ過程で拘置所に拘留されており、別の169人はまだ追跡中である」と同外務次官は述べている。

アンワル・イブラヒム首相は、「マレーシア政府は、海外で偽の求人情報を提供するマフィア組織(シンジケート)に騙されないようにマレーシア人を保護するための法律を強化することを検討する」と述べた。同首相は、「マフィア組織がカンボジアやミャンマーを含む海外に隠れていたため、多くの人たちが被害者になった」とも述べている。

これらのマフィア組織(シンジケート)のほとんどは、Facebook などのソーシャル メディアで求人広告を使用して被害者を誘惑し、高額な給与で海外の顧客サービス担当者としての地位を提供すると謳(うた)っている。だが、該当国に到着すると、パスポートと渡航書類を取り上げられ、被害者は詐欺師として働くか、オンライン ギャンブル事業で働くことを余儀なくされる。

同外務次官は、「タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマーのマレーシア大使館が取った行動には、マレーシアの被害者を見つけて救助するために関係国の当局と会合を開くこと、および彼らが帰国できるように救助された後に適切な領事支援を提供することが含まれている」と述べた。

掲載写真:マレーシアのメディア:ベルナピックスよりKhmer Timesが転載。

おすすめの記事