ココン州とバッタンバン州は、就学前教育施設(幼稚園)と中学校の建物の建設のために、日本から 171,641 ドル相当の助成金を受けることになった。
これらの助成金は、在カンボジア日本国大使館の2日(金)のプレスリリースによれば、支援金の提供は「草の根・人間の安全保障無償資金協力(草の根助成金)」の枠組みで行われたという。
州都バッタンバン市の Bandos Komar Pre-School Building の建設プロジェクトに関してバッタンバン州教育局は、79,465 ドルを受け取つこととなった。
また、コ・コン州のSre Ambel 区 の Tany Lower Secondary School に就学前教育の校舎を建設するために、92,176 ドルの助成金が Koh Kong 州教育省に渡されることになった。
問題は、醸成された金額にふさわしい質の校舎関節が行われるか、また、建設後に建設にふさわしい教育が行われるか、という懸念はある。
この種の支援の華々しさには、予算の適切な執行が常に問題される。書類さえそろえばどうにかなる、というのが日本の官僚主義の特質の一つ(例えばコロナ助成金)で、日本国内ですらこの種の事業では毎年の如く不正の摘発が行われている。そのために各国でNGOの成立が相次いだのだが、これらの活動団体の中にも不明瞭な資金支出の問題が発生する。
掲載画像:Khmer Times