コッコン州  問題のダラサコール空港の運営に遅れが生じる
ダラサコール空港

上級民間航空当局者は、ココン州のダラサコール国際空港プロジェクトが遅れる可能性があると述べた.

国務次官兼民間航空の報道官であるシン・チャンセリブサ氏は国内メディアに対し、空港の開港が遅れた正確な理由は確認されていないが、Covid-19禍による経済危機と旅行制限が原因(要は中国のゼロコロナ政策)である可能性が高いと語った。また、遅延は会社のキャッシュフローが遅いことも原因である可能性があると付け加えた.

米国が疑惑の眼を向ける問題の飛行場

2022 年 4 月末、ダラサコール国際空港は飛行試験と技術機器を立ち上げ、空港の立ち上げ前に飛行安全要件に従って品質基準を満たしていることを確認しているが、実はこのダラサコールは米国がが疑惑の眼を向けている空港である。たかが中国資本のリゾート開発にはふさわしいとは思えない中国大型軍用機の離着陸が可能な滑走路を設け、対岸のコンポンソム半島の東海岸のレアム海軍基地とともに中国軍進出の拠点になるのではないか、と何度も米国がカンボジアに警告している問題の飛行場である。

中国の国営企業グループは99年の租借の広大な地域の一角にダラサコールという名のリゾート地があるが、それへのアクセスのための飛行場建設と中国企業は喧伝するが、その実米国は中国軍事基地化の隠れ蓑と視て、監視を続けている。このリゾート、宿泊設備付きのゴルフ場があるが、中国以外の旅行業者への売りこみ等の一斉行っていない。まさに「中国による中国のための中国リゾートである。従業員及び招待者やゴルフ、宿泊意外の者は、この広大だ敷地に入ることはできない。

かつての中国を苦しめた外国の租借地(治外法権)だが、現代中国が外国にこうした租借地を持っていることを中国国民は知っているのであろうか。

掲載写真:Khmer Times

おすすめの記事