中国人身売買グループに 少女3人を売った女性に15年の禁固刑

プノンペンの控訴裁判所は15日、2018 年に中国人身売買グループに 3 人の未成年のカンボジアの少女を売った 57 歳のカンボジア人女性に課せられた下級審の 15 年の禁固刑判決を支持した。

Sin Visal 裁判長は、トボンクム Tboung Khmum 州 Tboung Khmum 地区、Roka Pram 自治区 Pong Toek 村に住む Chim Chantha の有罪判決を受けた57歳のカンボジア女性の控訴を棄却した。

*掲載写真と名前から明らかに被疑者は中国系カンボジア人である。

昨日の控訴審で、チャンタは犯罪を犯したことを認め、年を取り、刑務所で多くの病気に苦しんでいるため、刑期の短縮を求める控訴を提出していたと述べた。15年の刑期は被告の年齢からいって、終身刑に等しい。

Visal 判事は、今年 5 月 15 日にクラチェ Kratie 地方裁判所によって、人身売買および性的搾取の禁止に関する法律第 11 条に基づく「国境を越えた移動のための不法な移動」の罪で 15 年の懲役刑を言い渡されたと述べた。

ラタナキリ州警察の報告によると、中国人男性との結婚を支援するという口実で貧しい家庭の少女を募集していたチャンタは、2018 年にクラティエ州のスヌール地区に住む 3 人の未成年の少女を説得して中国人男性と結婚させると称して中国人人身売買組織に売り渡した。

Chantha は、結婚費用として被害者の両親にそれぞれ 3,000 ドルを支払ったという。犠牲者が中国に到着したとき、彼らのパスポートは中国の人身売買グループの首謀者によって取られたという。

その後、彼らは中国のカラオケ クラブでマッサージ師として 1 年以上働くように売られ、所有者は彼らに無給の売春を強要した。

少女たちはなんとかタクシーでカンボジア大使館に逃げ込み、2019 年 6 月にカンボジアに送還さカンボジアに到着した後、彼らはクラチェ州の州反人身売買および青少年保護局にチャンタに対して訴えを起こし、彼女の逮捕につながったという。

この種の人身売買は中国の僻村や少数民族の少女たちが対象となることが古くから繰り返されているこのとで、その海外版である。明るみにでたのは氷山の一角といってよい。

*今回の事件のラタナキリ州の被害者の少女たち、古クメール族、高地クメール族という少数民族出自の可能性がある。

掲載写真:Khmer Times

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