アセアンサミットを迎えるに、首都の住民は家や周囲の美化を呼びかけ

カンボジアは、プノンペンで 11 月 8 日から 13 日まで、第 40 回および第 41 回 ASEAN サミットおよび関連サミットを主催する予定です。

この期間、第 25 回 ASEAN 中国サミット、第 23 回 ASEAN 韓国サミット、第 25 回 ASEAN プラス 3 サミット、第 19 回 ASEAN インド サミット、第 2 回 ASEAN オーストラリア サミット、第 25 回 ASEAN 日サミット、第 10 回 ASEAN 米国サミット、第 17 回 ASEAN サミット東アジアサミットが併せて行われるという。議長国カンボジアの政府にとっては今年最大のイベントで面子のかかる行事である。

プノンペン市庁舎は、世界中から代表団を受け入れるのに適した首都を美化するよう住民に呼びかけました。

いささか泥縄の感があるが、プノンペン都庁が10月24日の発行した通知で、「プノンペンのクオン・スレン知事は、カンボジアがこのような大規模な国際会議を開催できることは非常に光栄であり、そのうちの主要な2つは11月10日から13日の間に開催される」、「街はその機会に最適な形でなければなりません。」と述べている。ちょっと遅しの感がある官製美化運動である

都知事は、

プノンペンの人々、特に(外国人首脳が通る)大通り沿いに住む人々に、家を徹底的に掃除して装飾することで家を改装するよう」促しました。

また、ASEAN首脳会議の日にゴミの取り扱いに細心の注意を払うよう人々に求めた.

ごみ袋を家の前に放置するのではなく、ごみ収集車が来るのを待って、ごみ収集業者に渡してください」付け加えている。

同都知事氏はまた、家の前に旗竿を立て、カンボジアの国旗を掲げて、現在の ASEAN 議長国である自国への誇りを示すよう人々に促している。

「旗を注意深くチェックして、破れや皺がないこと、正しい色であることを確認してください」とまで細かな指示を出している。

知事はまた、プノンペンで空き地を所有している、または建設現場を運営している人々に、土地と建設現場をフェンスで隠すよう求めました。

特に代表団が現場を通過している間は、建設現場の監督者に作業を中止するよう要請したい

などと、プノンペン都庁は、プノンペンのすべての住民が協力し、この国の評判を高めるためのガイドラインに従うことを強く望んでいる。

と実に細かな指示を出しているが、顔色を窺うの長けているプノンペン住民や役人、現実に各国首脳が通る大通りは地区警察官が一軒一軒回り、具体的に指示し、さらにその結果の巡視しなければ、指示が守られないことは承知であるから、そのための措置(警察官の訪問、チェック)が行われるだろう。

一過性の美化にならぬことを望む

そうでなくとも、大通りは一応ゴミ等が少ないが、一歩裏道にはいればゴミの散乱を見ることは稀でなく、都心部の小河川のゴミ、悪臭の放置もあり、さらに路地に入るや反吐が出そうなゴミの散乱が当たろ前のプノンペン、これを機会に少しでも美化意識が高まるのは歓迎だが、サミットが終われば、元の木阿弥になる可能性が大である。ゴミの分別や収集時間等が決まっているが、ゴミあさりを商売とするエーチャイが締めた袋を勝ってに開けて、散らかし状態にするのが日常的で、常識のある大家さんならそれを片付けるか注意するが、その手の人は当地では稀、罰則を設けても一定期間が過ぎれば取り締まりもいい加減になるのが常であるから一向に街が表だけしか綺麗にならない。

かつて埼玉県浦和市は県庁所在地でありながら急行の止まらない街として揶揄されていた。それらがダ・サイタマの源の一つであった。その浦和駅西口に伊勢丹の大規模小施設が建てられ、風景が一変したが、口の悪い人はそれを「ぼろ隠しの金屏風」と風刺した。それから10数年、さいたま市という広域の特別市が誕生してようやくぼろ隠しは必要なくなった。

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