プノンペンの郵便局で100kgという膨大な量のエクスタシー錠剤を受け取ろうとした中国の麻薬密輸業者の終身刑が控訴審で支持された。
2022 年 10 月 3 日の朝、プノンペン市控訴裁判所は、ドイツからカンボジアへの国境を越えた麻薬密売に関連して下級審で終身刑を言い渡された男性の判決を支持しました。 2018 年 8 月のダウン ペン地区ワット プノン近くの中央郵便居で起こった事件で、裁判長の:Sin Visal は、犯人は 33 歳の中国人 YAO ZEYE であると述べている。被告:YAO ZEYE は、2018 年 8 月 7 日、プノンペンのダウン ペンにあるワット プノンにあるカンボジア中央郵便局で逮捕された。
Khmer Timesは「中国の麻薬王」という見出しを掲げているが、見出しには大いに疑問がある。受け取りの麻薬が、大量であったから「王」が付くならメディアとしては論外である。そもそも国際郵便物で麻薬を輸入する自体が容易に発覚する。それでも輸入したのなら、いくら腐敗は蔓延して「お金でどうにかなる」と試みたのなら単なる馬鹿である。それとも前もって郵便局や検査する税関職員(警察)を買収していたから大丈夫だと、思っていたのなら囮捜査か、買収相手に密告されたかということになる。だが、この程度の想定もできず、のこのこと荷物を取りに行く者が「麻薬王」なら、カンボジアは「王」だらけになる。要は単なる馬鹿な密売人に過ぎない。
プノンペンの中央郵便局で荷物受け取ったものなら、よくご存じだが、郵便局付きの制服警官が受取人の承諾を受け、荷物を開封して検査する。去年のコロナ禍には、禍に乗じて50㌦相当の荷物に50㌦払えといったイチャモンを付けて非合法に公然とお金を集め取ろうとしたが、「受取人の抗議と在カンボジア大使館へ電話するから説明しろ」と抗議すると、いつなまにか曖昧になり、抗議の場からいなくなってしまった。その1か月後、同一人物が日本からの荷物を取りに行くと、何等問題なく受け取れた。これが、カンボジアの中央郵便局である。だから終身刑の判決が出た中国人の麻薬密売人、カンボジア郵便局を舐めていた、としか思えない。だが、それでも麻薬を国際便小包で送ってバレないと思うのは余ほどの馬鹿か、前もっての賄賂の手違い以外にはあり得ない、と思える。「麻薬王」どころかパシリに過ぎない。
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