ベトナム カンボジアでの人身売買・強制労働から1,000人の自国民救出

ベトナム外務省によると、騙されてカンボジアで強制労働させられたベトナム人約1000人が救出された。9月15日にハノイで開催された外務省定例記者会見で、同省報道官:Lê Thị Thu Hằng は、多くのベトナム国民がブローカーを通じて違法にカンボジアに運ばれる詐欺に遭っているため、外務省とカンボジアのベトナム機関は市民保護対策に細心の注意を払っている、と述べた。

最近、外務省の指示の下、ベトナムの機関はカンボジア当局と協力して調査を促進し、調査と身元確認を拡大し、ブローカーによって不法労働に騙されたベトナム国民を救出することに率先して取り組んでいる、という。

ベトナム外務省と代表機関は、国境警備隊の司令部、公安省の入国管理局などの地方当局、およびキエンザン、アンジャン、タイニンなどのカンボジアと国境を接するベトナムの地方自治体(各省)と協力しており、ロンアン (南部地域) のベトナム国民の身元確認と本国送還のための良好な条件を作成しているという。

同省の広報担当者によると、2022 年 9 月 21 日の時点で、1,000 人以上のベトナム国民が救出され、数千人が法的支援を受けている。カンボジア当局もまた、ベトナム国民の救出においてベトナム代表機関の協力と支援に非常に積極的であると同報道官は述べている。

「最も注目に値するのは、カンボジアが労働者を不法に受け入れ、強要している中国系犯罪組織に対するキャンペーンを開始した 9 月の初め以来、救出されたベトナム国民の総数は 400 人に達した」とも述べた。

掲載写真:Vietnam News

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