9 月 14 日から 20 日にかけて、タイ、ラオス、ベトナムの低気圧がカンボジアに向かって移動し、中程度の雨、風、雷が発生するため、タイと国境を接する地域、山岳、高地帯、沿海地域は洪水の危険性が高くなるという。
水資源気象省 (MWRM) は9月13日、沿岸部や山岳地帯、タイと国境を接する地域に住む人々に、平日の急な洪水に警戒するよう警告を発した。
国家災害管理委員会 (NCDM) ・報道官:ソス・キムコルムニー氏は13日、雨が強風と雷を伴う状態は穏やかになるが、降雨が続くと洪水が発生する可能性があると述べた。
「低気圧が全国を移動し、山岳地帯に影響を与え、山から水が流れ落ちるときに、山岳地帯や沿岸地方では鉄砲水が発生するリスクが高くなっている」と述べた。一方で「川や湖の水位が危険マークを下回っているため、メコン川沿いの州やその他の低地地域は、ここ数カ月ほど洪水の影響を受けにくくなるだろう」とも付け加えている。
沿岸地域では、観光客や漁師が海上で高波が発生する可能性があり、高波に巻き込まれた場合備えて当局は救助活動の準備を整えている。
プレアシハヌーク Preah Sihanouk 州・水資源局長は、海上で高波が発生する可能性があり、また州では 150mm から 170mm の雨が降っており、これは土地に吸収されたが、1 週間ほど雨が続くと鉄砲水が発生する可能性があると述べ、注意を呼び掛けている。
「一般市民、観光客、漁師に MWRM からの気象警報に注意を向けさせるために、プレア シアヌーク州のラジオ FM 104 で発表します」と 同氏は述べている。
一方、タイと国境を接する地方では、収穫期に大量の雨が降り、農作業が中断され、この時期に洪水の脅威がある。
掲載写真:プレアシハヌーク州の洪水 画像:Khmer Timeより