コロナ禍が去らずに新たな禍がやって来た
保健省は、タイから逃亡のサル天然痘のナイジェリア人、カンボジア国内で昨日サル痘の最初の症例を確認したことを受け、カンボジアでのサル痘感染に対する一連の予防措置を発表しました。ついにこの日が来たか、というニュースです。
昨日、米国は、WHOが出した「サル痘で緊急事態宣言」を受けてベセラ米厚生長官は、「世界の医療コミュニティーに対する行動の呼び掛けだ」と指摘し、バイデン政権はワクチンや検査、治療が提供を示し「今後数日間で対応を加速させる決意だ」と表明した。
また、日本では24日現在、サル痘の感染報告はないが、早速厚労省は緊急事態を意識した対応を始めている。日本では集計が開始された2003年以降、サル痘の感染は報告されていないという。サル痘は感染症法上、狂犬病などと同じ「4類感染症」に指定され、診断した医師は患者の発生を保健所に届ける必要があります。
サル痘は、現在、欧米だけでなく、日本に近い韓国やシンガポール、タイ、台湾でも感染者が確認されている。厚生労働省は都道府県などに対し事務連絡を出し、疑わしい患者があれば報告し、指定医療機関への入院体制を確保するよう求めている。
サル痘のウイルスは、水疱に含まれている液体などから新型コロナウイルスと同じようにPCR検査で調べることができることから、国立感染症研究所のほか、各自治体の地方衛生研究所でも検査体制の整備が進められている。
米国、「サル痘」感染拡大に懸念 早やワクチン不足深刻に
米国で動物由来のウイルス感染症「サル痘」の拡大に懸念が強まっている。感染者は約2600人と1カ月で18倍となり、ニューヨーク市などではワクチンの供給が需要に追いつかない状況が続く。新型コロナウイルス禍の教訓を生かしていないとして連邦政府の対応に批判も出ている。
米疾病対策センター(CDC)によると、21日時点の感染者は2592人だった。1カ月前は140人程度だった。感染者の大半は軽症とされる。サル痘は感染から3週間以内に症状が出ることが多く、今後さらに感染者は増えるとみられている。「ワクチンが全く足りていない」。米国で感染拡大の中心となっているニューヨーク市の5つの区長は18日、連名でCDCに要望書を提出した。
サル痘は、アフリカの風土病であった。リスやネズミなどの「げっ歯類」やサルなどがウイルスを保有し、かまれるなどすると人に感染する。人から人へは、肌の接触などで感染する可能性がある。発熱などの後、発疹が顔から手足に広がり、治癒までに約3週間かかる。天然痘に比べて致死率は低い。天然痘ワクチンには、サル痘の発症予防効果が約85%あるとされる。問題は傷痕が残ることである。
日本は、山際新型コロナ対策相が「今週早々にも会議 対応確認」とNHK番組の日曜討論で発言している。
カンボジア保健省、緊張が走る 早速に警戒・措置を呼びかけ
第一に、同省は、2022年7月24日にプノンペンで発見されたサル痘患者のナイジェリア人と直接接触した個人に、家族や私たちのコミュニティでのサル痘の蔓延を避けるため、家族から隔離され、医療支援を求めるか、115に電話してタイムリーな医療を受けるよう訴えっている。
同時に、カンボジア王国に居住するすべての市民に対し、保健省のガイドラインに従い、サル痘の蔓延を防止するための措置の実施に、より警戒し、積極的に参加するよう呼びかけている。
警戒と発症時の手順を呼びかけは以下の通りです。
1. 疑わしいまたは病気の場合:
発疹、体、手のひら、足裏、足、顔のかゆみを伴う水疱、38.5度を超える発熱と頭痛、リンパ節の腫れ、筋肉と体の痛み、腰痛、消耗、サル痘が流行している場所への旅行の歴史とともに、それらは即時の健康診断または近くの病院への即時の紹介のために隔離されるべきです。
上記の個人の場合、臨床検査は、容疑者または患者の傷のサンプルを正しい技術仕様に従って採取し、公衆衛生研究所または研究所パスツールデュカンボッジの研究所に分析のために送信することによって実行されます。
隔離は、患者が治癒するか、ウイルスの検査で陽性になるまで実施する必要があります。
2. 一般の人々の場合:
石鹸とアルコールで手をきれいにし、呼吸器感染症を予防することにより、良好な衛生状態と清潔な生活を実践してください。
病気が治るまで、性的接触、特に皮膚や水疱を含む、病気の人や疑わしい人との直接の接触を避けてください。
衣服、枕、皿、スプーン、グラス、水など、患者または疑わしい患者の機器に触れないようにし、この人の機器を個別に洗ってください。
無症候性の容疑者は鎮静剤を服用してはならず、正常に機能します。患者との21日間のフォローアップフォローアップ中に他の人に触れないように注意してください。
動物(生きているか死んでいるか)との接触を避け、良好な手指衛生を維持してください。身体の臓器に触れないでください。すぐに石鹸やアルコールで手を洗ってください。
発熱と上記の症状を伴う発疹のある人は、すぐに医師に相談し、検査室での分析によって診断が確定するまですぐに隔離する必要があります。
地方自治体は、人々の健康に関する教育を継続し、地域社会における感染症の予防についての意識を高める必要があります。
3. 医療施設(公的および私的の両方)で働く医師の場合:
介護者や医療従事者の意識向上と教育は、感染をタイムリーに防止および停止するために行われなければならず、特に医療従事者は厳格な自己防衛措置を実施し、病院での感染の適切な管理に注意を払う必要があります。
HIV-19予防の文脈で過去に訓練され、指導されてきた医療技術に従って、病院または保健センターで感染予防を実施します。
疑わしい症例または患者に遭遇した場合、患者は疑わしい患者または個人と接触する前に個人用保護具(PPE)を着用する必要があります。
すべての病院と保健センターは、調査を継続するために、疑わしい症例を監視して報告する必要があります。
感染のクラスター、感染源を監視および特定して、再感染をできるだけ早く防止します。
上記のように発熱や症状が出ることが多い発疹や膿疱性発疹の患者さんは、注意深くフォローしてください。
病院の疾病監視システムを強化することは、疑わしい症例や症例を迅速に検出し、家族や地域社会での感染を防ぐためにタイムリーに健康対策を講じることができるようにするために非常に重要です。
4. 海外旅行者の場合:
国際ゲートウェイの役員は、上記のような発熱や症状を伴い、体に発疹、かゆみ、水疱があり、アフリカ諸国からモンキーポックス固有の旅行歴がある場合、(下記の国の)カンボジアに入る乗客に細心の注意を払う必要があります。
ベニン、カメルーン、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、ガボン、ガーナ、コートジボワール、コートジボワール、リベリア、ナイジェリア、コンゴ共和国、シエラレオーネ、ガーナ、南スーダン
このような場合は、直ちに保健当局または115に報告する必要があります。
カンボジアへの入国はどの国からの旅行者も禁止されていません。
5. 技術協力:
上記の対策に加えて、保健省は世界保健機関(WHO)と緊密に協力して、地域および国内でのサル痘の世界的な広がりを監視し、感染者の監視を強化して感染を遮断しています。タイムリーにライン。
6. 詳細情報:
このケースについて、または詳細について質問がある場合は、115または012825424または012836868または012958179にお問い合わせください。
以上です。
在カンボジア日本人の皆さん サル痘の感染流行に備える 内外の報道や大使館の配信メールに留意
新型コロナに続くWHOの緊急宣言、カンボジアについては上記の呼びかけが行われてもどれほど国民の意識、行動に徹底されるか、既に在カンボジア日本人の方は経験済みのように、現在の日本でも感染爆発しているオミクロン株変異種種の流行では、カンボジアに関してはワクチン接種を呼びかけるのに留まり、ほぼ放置状態で感染症状がでてても、自宅療養でPCR検査で確認することも起こっているから、たたでさえ政治的理由で当てにならない保健省の新規感染者数は、オミクロン株の流行では、ほぼ実際の感染者数の数分の1に過ぎない。それ故、当地では警告が聞き流され易く、また実際上、家族内感染を防ぐこと自体が不可能に近い保険・意識状態の留まっている。今回のサル痘は、天然痘と同様に形状に顕れる症状であるから、発見は容易であるが、そのため、後遺症が見た目で残る。或る意味で、発症してからでは遅いのである。
在カンボジア日本人の皆さんは、日本や海外の報道に留意し、日本大使館から配信メールを熟読し、「自らとご家族の身を守るしか」手立てがありません。さらに海外旅行保険の加入の有無が問われます。ご注意ください。
掲載画像:Khmer Times