7月12日に警察総局が発表した報告によると、2022年上半期の交通事故の件数は1,600件を超え、死者は950人近く、負傷者は2,200人を超えまたという。
事故の最大原因：規範意識の欠如、バイクが死者の8割超、うちノンヘル7割超
報告書によると、交通事故は1,609件発生し、死者は942人、負傷者は2,235人で、そのうち1,429人が重傷者でした。モーターサイクリストは死者の81％または759人の死亡を占め、ライダーの死亡のうち558人はヘルメットを着用していないことが原因であった。
特に、オートバイ事故による死亡者がプノンペンで458人、カンダル州で117人、シアヌークビルで97人と報告されています。
交通安全研究所の所長であるKong Ratanakは、交通事故の数が急増した理由は3つあることを確認した。
① 交通警察が最近の自治体選挙で忙しく、通常の交通業務を遂行できなかったため、交通法の執行が減少したこと。
② 国道5号線や国道6号線など、完成した国道プロジェクトの数が増え、交通量が増えたことです。
③ Coivd-19の封鎖がないことです。
これらの3つの要因により、国の道路の交通量が急増したが、交通事故の最も重要な原因は、道路利用者が道路交通法に従わないことです、であると同氏は述べた。
バイクの事故による死者が自動車の事故の死者を超えていることは、誰もが理解できるが、特に都市部でのバイク事故は上記のように交通法規無視のバイク運転からというのは日常的に経験している。最近、ウーバーによる強引な商売が世界的に報道されているが、誰もバイクさえあれば気軽に仕事に就ける宅配便バイクの無謀運転が激増している。コロナ禍の収束で特に、バイク宅配便の無謀運転は目に余る。
バイク宅配便やトゥクトゥクの免許制の導入が必要
先ずは、トゥクトゥクやバイク宅配便の免許制が導入されるべきであろう。カンボジアのバイク宅配便では、交通法規無視の無謀運転だけでなく、食の衛生安全にも気を使っているとは思えない光景も目にする。早急な当局の真摯な対応が望まれる。これも利権絡みで進まないのか、と疑問がある。トゥクトゥクにはその点以前から、悪質ドライバー追放のために免許制導入の要望があった。
自業自得の事故：未開通の高速道路で勝手に走行
建設中の拘束道路で交通事故が大幅に増加した後、自家用車はプノンペン-シアヌークビル高速道路に入ることが禁止されている。ただし、公共事業運輸省の事前承認を得た車両は許可されます。
公共事業運輸省は昨日、コンポンスプー州の高速道路沿いのプノンスルオチで2台の高級車が衝突した後、禁止を発表したという。
報道を見るに、未開通の高速道路の使用は、当然認められないところだが、上記の報道を見るに当局は、事故が起きるまで見て見ぬ振りかのようだった。そうでなければ、泥縄の対策である。
事故後、公共事業運輸省は、未完成の高速道路の使用禁止を声明
公共事業運輸省の声明によると、プノンペン-シアヌークビル高速道路の建設はまだ進行中であり、交通安全対策はまだ実施されていない。しかし、人々は道路を利用しており、交通事故を頻繁に引き起こしています。「このシナリオでは、省はすべての車両が高速道路にアクセスするのを防ぐためにすべての入口と出口を閉鎖することを決定しました」と声明は述べている。
ちょっと、漫画のような声明で、まさに泥縄措置である。高速道路の一部使用などの報道自体がなかったはずだが、「どうぞ、お通りを！」とゲートを開けとくなら、ここはカンボジア、先ずはおずおずと入り込み、そのうち当然の如く多くの車両が走行する。明らかに高速道路管理当局のミスである。
未完成高速道路、早速の事故で外国人3人を含む6人負傷、うち3人が重傷
まだ正式に開通していないプノンペン-シアヌークビル高速道路で7月11日、2つの高級自動車が衝突し、多くの外国人（中国人男性とベトナム女性）とカンボジア人が負傷した。
事故は、7月11日の13:45に、コンポンスプー州プノンスルオチ地区66-67kmの地点にあるプノンペン＝シアヌークビル高速道路で起こった。
コンポンスプ― Kampong Speu州警察によると、車線変更時に黒いアルファードが別の白いアルファードと衝突したという。6人が負傷し、そのうち3人が重傷であるという。
警察は負傷者を次のように特定している。
Zhang Li LI：女性、37歳、中国国民（重傷– Calmette Hospitalに送られる）
Lim Kosal：男性、41歳、（軽傷）クメールか？
Sok Leang：男性、29歳、Sihanoukville県（重傷） 、クメールか？
Jing Wei：男性、31歳、中国人（重傷、左腕の骨折）
Thi Nhuy：女性、22歳、ベトナム国籍（軽傷）。
掲載画像：Khmer Timesより
