タイ コロナ感染危険地域からカンボジアを削除 一方、公式発表で感染上昇

タイの公衆衛生省は、パンデミック状況の改善とコロナウイルスに対する世界的なワクチン接種率を理由に、以前に7か国をCovid-19感染危険地域としての宣言を取り消した。8日に開催された疾病管理に関する全国委員会の会議で、危険な感染流行地域のリストからカンボジア、イタリア、イラン、マレーシア、ラオス、ミャンマー、インドネシアを削除するという決定がなされたという。

オミクロン株変異種はデルタ等の変異種よりも毒性が低いように見えるため、7月1日以降、タイは残りのCovid-19の制限のほとんどを緩和している。ただ、オミクロン株については、それ以前の変異種より感染力は強い。

一方、国内でコロナ感染は再び上昇傾向

一方、上記の記事と同日に、Khmer Timesは「13日連続を100近くの(コロナ感染の)活動的な症例」(7月10日)、「公式の毎日の新規COVID症例の合計(PCRテストに診断)は17症例」という2つの記事を掲載している。事実、「プノンペンでは現在自宅療養中の(保健省に届けない)COVID症例がいくつもある」という噂は依然拡がっているし、目撃実例もある。公式発表の数値はほとんど信頼できるものではないが、再びコロナ感染が上昇中であることは、確かなようだ。

掲載写真:コロナワクチンを接種する人々(バンコク) 画像:Khmer Timesより

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