保健省では、症例数が500件を超え、警鐘を鳴らしていることから、デング熱に対する特別な予防策を講じるよう人々に呼びかけています。
さっきまで元気だった子が、急に高熱でぐったり
2020-21年はコロナ禍の中でデング熱症例は例年に比べ少なかったですが、今年は警戒が必要です。デング熱はカンボジアでは免疫のない「子どもの病気」として知られていますが、同じく免疫のない外国人の大人も警戒すべき病気です。このデング熱、コロナ禍以前はタイ、ベトナムでも初期対応を誤ったため日本人も毎年、死者を出しています。この病気は蚊を媒介とする流行性の病気で急激に高熱を発することで知られています。わずか2時間で36代の体温が40度近くまで上がり、倦怠感や息切れが起こります。37.5分を超えたたら、先ずは病院へいくことをお勧めします。入院となっても3日ほどで退院できます。が、放置や家庭常備薬で済ますと命取りになります。カンボジアではごく普通の流行病ですから、国内の病院で対応できます。デング熱に罹ったカンボジア人は多く、彼らは「デングは3度罹る」といいます。つまりデング熱症例を発するウイルス3種類があり、一度罹るとその都度免疫ができますが、完全な免疫は3度だといいます。お子様がさっきまで元気だったのに急に高熱でぐったりしたら病院での受信がベストです。大人も同様で、熱ぐらいと思わないことが大事です。
*予防策といっても、蚊にさされないようにする、といった以外はありません。プノンペン都内の周縁部の湿地もある住宅街がデング熱の猖獗地と知られています。
*デング熱(デングねつ、まれにデンゲ熱とも、英: dengue fever [ˈdɛŋgi -], breakbone fever):デングウイルス(w:Dengue virus)が原因の感染症であり、熱帯病の一つである。 蚊の吸血活動を通じて、ウイルスが人から人へ移り、高熱に達することで知られる一過性の熱性疾患である。症状には、発熱・頭痛・筋肉痛・関節痛、はしかの症状に似た特徴的な皮膚発疹を含む。
ー以上、Wikprdiaの記述よりー
掲載写真:デング熱で病院へつめかける人々 画像;Khmer Times