中国・浙江省 カンボジアのオンライン詐欺グループの400人以上を逮捕

中国最高人民検察院(SPP)と中国の公安部は、中国を起源でカンボジアで活動しているマフィア・シンジケートを取り締まるを強化している。このほどチャイナ・デイリーが「浙江省でマフィア・グループまたはグループに関連する400人以上を逮捕した」と報じた。

これらのマフィア・シンジケートは、カンボジア、特に月間売上高が最大10億ドルと疑われる繁栄しているオンラインギャンブル業界、プレアシアヌク州でオンライン詐欺やオンライン違法ギャンブルサイトの運営に関与していると考えられている。 

チャイナデイリーによると、中国の上記2つの当局は浙江省でマフィア・グループまたはグループに関連する400人以上が逮捕し、これまでに知られている1億5,000万元(2,360万ドル)以上の詐欺を含み、調査が集まるにつれてさらに多数の被害者が見つかる予想とされている。チャイナデイリーの報告によると、同事件は浙江省、福建省、河南省、湖南省、および重慶市で記録されており、多くの中国国民に深刻な被害をもたらしたという。

また同メディアの報道では、「これらのマフィア・シンジケートは中国、カンボジア、ベトナム、マレーシア、タイ、アフリカ、インド、パキスタン、バングラデシュなどで多くの詐欺に従事する労働者を採用し、目標を達成し成功した従業員に収益のアップすることで従業員を雇用していた。

しかし、目標を繰り返し達成できなかった人々は、拷問を含む深刻な虐待の被害者になったという。

最大200人の中国人が逮捕されたプノンペン都センソク地区の1つを含む、いくつかの有名なオンラインギャンブルシンジケートの取り締まりに関与したカンボジアの警察官は、次のように述べている。

「シアヌークビルとカンダル州のチャイナプロジェクトと呼ばれるものからの労働者の供給に関する捜索が成功し、タイと国境を接するさまざまな州で数百人が解放された。タイは違法ですが、依然オンラインギャンブルが盛んである。」

中国、カンボジアはコロナ禍でも国境を越えたオンライン詐欺・ゲームなどを運営するマフィア・シンジケートに連携して取り締まりを強化している。今やカンボジア、犯罪でのグローバル化は麻薬に加えてオンライン詐欺の摘発が目立ってきた。

掲載写真:2020年9月、プノンペン都センソク地区で摘発されたオンライン詐欺事件。画像:Khmer Times

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