フンセン首相は4日(月曜日)、アンコールワット遺跡群が世界遺産の地位を失うリスクに直面すると懸念のある構想ビル建設を禁止した。同コメントは4日、シェムリアップ市で38本の道路の開通式で述べられた。
同首相は、シェムリアップの開発は限定的で、ユネスコの指定の世界遺産のためにシェムリアップでビジネスを行っていないと言う不動産王:キム・ヘン博士からすでに懸念があったと述べている。
「シェムリアップ州の高層ビルを許可することはできますが、アンコールワット寺院がユネスコから世界遺産に登録されることを望んでいません」。「シェムリアップには世界遺産のアンコールワット寺院があり、シェムリアップを他の州と比較しないでください」と首相は付け加えた。
カンボジアでは決して起こらないと首相は言ったが、高層ビルが遺産の近くに建てられた例は、他の発展途上国にある。
アンコール遺跡群の管理・保全組織:アプサラ機構・報道官LongKosalは4日、「アンコールワット寺院がシェムリアップ市に近く、切り離せないため、シェムリアップ州のアイデンティティや人々のライフスタイルに影響を与える開発は禁止されている」と述べた。「シェムリアップ市にはそのアイデンティティがあり、高層ビルや新しい建物がアンコールワット神殿の美しさに影響を与える可能性があることを懸念しています」としてきしている。いずれにせよ、シェムリアップでは景観保護のため、高層ビル建設は禁止されることになった。
掲載写真:緑の多いシェムリアップ市 画像:Khmer Times