平和維持記念日に日本の2隻の自衛艦が到着 異例の歓迎姿勢

14日、カンボジアでの日本の平和維持ミッションの記念日の準備の一環として、2隻の日本の海上自衛艦がカンボジアの海域に到着した。

国防省・報道官:チュム・スチート将軍は14日、「滞在中の日本の自衛艦から、その代表がプレアシアヌク県のレアム海軍基地を訪問する」と述べた。レアム海軍基地といえば、米国が中国の海軍の利用する疑惑を問題にし、たびたびカンボジア政府に警告している曰く付きの海軍基地である。

同将軍は「自衛隊の軍艦は、カンボジアでの日本の平和維持活動の30周年を記念して、3月14日から17日までシアヌークビル自治港に停泊する」、「1隻は、長さ141メートル、深さ5.4メートル、重さ5.650メートルトンの掃海艇であるURAGA-463である」、「それは126人の男性と女性の乗組員がいいる」、「2隻目は長さ67メートル、幅11メートル、深さ2.7メートルのHIRADO-305です。重量は690メートルトンで、乗組員は54人の男性と女性です。」と述べている。

フン・セン首相が日本の船員を歓迎するためにシアヌークビルに来て、15日に同市のソカホテルで歓迎宴会に参加する予定であると言う。

カンボジア王立アカデミー国際関係研究所所長のキン・フェア氏は昨日、カンボジアでの日本の平和維持活動30周年を記念して自衛隊がカンボジアに駐留していることは、両国の協力が非常に深いことを示していると述べた。

今回の訪問は異例である、首相が出向く

毎年恒例の自衛艦の遠洋航海でカンボジアに寄港するが、今回の寄航はどうやら質が違うようである。カンボジア政府の異例の歓迎姿勢は、日本を通じての米国へのアッピールかに見える。

フンセン首相自らのシハヌークビルに行き、歓迎宴に出席する例は寡聞して聞いたことがない。またカンボジアがロシアのウクライナ侵攻に国連での非難決議に賛成したことも従来の姿勢から言えば、異例である。棄権と言う手もあった。タイはロシア観光客も大量訪問もあって棄権である。ベトナムとラオスも棄権。アジアで反対はミャンマーの軍政権と北朝鮮だけである。カンボジアの立ち位置が興味深い。

掲載写真:訪問の自衛艦。画像:Khmer Times

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