首相 税金を払わない車は燃やす、と警告

フン・セン首相は、「カンボジア政府が命じた車両に関する税金の支払いを拒否した約5,000台の免車の破壊(燃やすぞ!)を命じることができる」と述べた。首相は、2021年2月23日にプノンペンのソカホテルで開催された2021年の作業レビュー会議の閉会式と2022年の内務省の作業指示を間にこの声明を発表した。実に乱暴な声明だが、こうでも言わないと脱税者に甘く見られるという首相ならでは認識があるのであろう。

首相は、「経済財務省が、まだ課税されていない5,000台以上の免税車であると見積もっている」と述べた。先の声明の終わりに「税金を払っていない人たちに出て来て税金を払うよう」に呼びかけている。脱税がまかり通るのは、国の公共機関全てに張り巡らされた腐敗構造、国民の遵奉意識の欠如、公務員の作業能率の低さ、怠慢にあるのだが...。

期限が過ぎても、車の所有者は税金を支払うようになりますが、100%支払う必要があります。」

カンボジア税関総局は、2021年9月9日から免税車の税金の徴収を開始し、2021年12月31日の期限までに納税するようになった車両所有者に10%の税金割引を提供しました。この期間割引もまたカンボジア特有の慣例になっている。公共性の高い私立学校でもこの方式であるが、一方で正規料金は言い値であろうと思われる弊害がある。カンボジア人は、価格については言い値であろうとすぐにディスカウント!と言い出す。市場なぞ、言い値通りに買うのは「アホ」と思われている。公共機関もこれだからであろう。

首相は、「2022年7月1日以降、免税車は厳しく厳しい取り締まりの対象となり、取り締まり後の右ハンドル車はスペアパーツとして解体または破壊される」ことを確認している。

掲載写真:押収される脱税者 画像:Khmer Times

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