フン・セン首相は16日、クラティエ州とプレイベン州にある7つの橋の開通式で、人々は彼の政府が(外国からの)金を物乞いするのが得意であると批判に触れて、
「確かに私はお金を物乞いしていますが、自分の家に自分のキッチンを建てるのを自分の利益のために物乞いしているわけではありません。私は、カンボジアの人々の利益のために、橋、道路、運河、学校、病院、その他多くのものを建設するためのお金を物乞いしています。」
と述べ、日本の援助を例に
「首相は、クラチェ県の5つの橋とプレイベン県の2つの橋は、日本政府からの融資を利用して建設されたものであり、これらの橋は国のさまざまな地域をつなぐのに役立つ」
このため、カンボジアの進歩は、さまざまな開発パートナーの支援、特に国際協力機構(JICA)を通じた日本政府とその国民の支援なしには成し遂げられない」
「これまでに、日本は国内のインフラ開発のために14億ドル以上の譲許的融資を提供してきました。」と指摘した。
Sun Chanthol公共事業大臣によると、7つの橋の全長は670メートルであり、橋を接続するために合計3,424メートルの道路も建設された。7つの橋の建設には3500万ドルの費用がかかり、カンボジアのJICAを通じて日本政府から資金提供を受けたという。
首相の演説は突如の印象があるが、首相が外遊する度に「集会の自由」がある国では、在外カンボジア人から現政権批判の人々から有り難くないデモに迎えられる。そこで決まり文句のように出てくるのが「物乞い外交」批判であることはカンボジア国内でもよく知られている。だが、一方で政権与党は選挙の度に大きな看板を外国支援のインフラ例写真を掲げ、いかに支援をうけてインフラが整備されたかを与党のお陰とばかりに誇示する。
それにしても首相の弁明は、一国の首相として過剰な反応に見える。
掲載写真:イメージ 画像:Khmer Times