ベトナムの介入で中国での不法労働に騙された女性たちが救出され送還

中国での不法就労で騙された8人のカンボジア人女性が、在ベトナム・カンボジア大使館とベトナム当局の介入を受けて、ベトナムからカンボジアに送還された。

カンボジア大使館によると、8人の女性たちの出自はカンダル州、コンポンチャム州、バンテアイメアンチェイ州、プノンペン都の女性たちでベトナム経由で中国に送られた、という。女性のうち4人は未成年であったということです。どうやらベトナムの介入によって中国での不法労働、人身売買から救出であったようだが、詳しい事実をカンボジア当局は掴んでいないようだ。

在ベトナム・カンボジア大使館によると、11月26日に連絡を受け、女性たちはカンボジア・ベトナムのバベット・モクバイ国境ゲートの近くで11月6日と10日に送還されたとのこと。

内務長官及びカンボジア国家人身売買対策委員会(NCCT)の常任副議長:Chou Bun Eng氏は、「彼女たちは中国に行くようにだまされた。」「彼女たちは、偽の結婚証明書の所持し、高給で働働くと信じていた」と地元メディアに語っている。

また、「報告によると、毎年平均60人のカンボジア人女性がだまされて中国に行きます。中国のカンボジア総領事館は、彼らをカンボジアに戻すために働いている」とも述べている

なお、「女性たちは到着すると、14日間隔離されます。検疫後、女性たちから(今回の事件)を調査する。」ということである。

こうした事件、中国の密入国ブロカーだけでなく、カンボジア側の密出国のブロカーが存在することを暗示している。まさに偽造結婚証明の所持など「人身売買事」である

*掲載画像:「中国で不法就労に騙された8人のカンボジア人女性たち」 画像:Phnom Penh Post より

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