カンボジアのフン・マネ首相は3月31日(日)、ユネスコの世界遺産リストに登録するために7件の有形文化財と3件の無形文化財を推薦する計画を発表した。
有形文化遺産としての地位を目指している7つの施設には、旧M-13刑務所(トゥールスレン虐殺博物館を含む)とチュンエク虐殺センター、バンテアイ・チュマル寺院、アンコール・ボレイ遺跡とプノンダー遺跡、プレア・リーチ・トロップ・マウンテン史跡、プレア・カーン・コンポン、スヴァイ寺院、ベンメリア寺院、そしてクーレン山の歴史的リゾートなどが推薦リストに上がっているという。
人類の無形文化遺産リストに予定されている3つの資産は、カンボジアの「ソンクラーン」、伝統的な編みスカーフ「クロマー」、そして「クメールの伝統結婚式」である、と同首相は付け加えている。
フン・マネ首相は、北西部ポーサット州の仏教塔で建立発表式での演説で、「われわれはこれらをユネスコの世界遺産に推薦する。そうすればわれわれの祖先の文化財が国際的に認められ、保存されることになるだろう」と述べている。しかし、「ユネスコの世界遺産リストに資産が登録されるまでには通常2年近くかかり、一国がリストに追加できるのは1年に1件だけだ」という過大な期待を抱かないよう念押しにも触れていた。
同首相は、これまでにカンボジアではユネスコの世界遺産リストに4つの有形文化財と6つの無形文化遺産が登録されていると述べた。
同首相によると、世界遺産に登録されている有形文化財には、アンコール遺跡公園、プレアヴィヒア寺院、サンボール・プレイクック寺院地帯、コ・ケー遺跡などが含まれるという。
上記の記事は、中国の国営・新華社電の記事をそのまま転載しているKhmer timesの記事を元にしています。
掲載写真:新華社掲載をKhmer Times転載