「11月28日の市中感染事件」関連 わずか6日で、累計感染者29人に
12月4日午後、地元メディアによって「11月28日の市中感染事件」関連の新たな報道がなされた。首都中心部、独立記念塔からシハヌーク通りを西へ400mのペドロ衣料品(靴)店の従業員が関係する感染者が6人確認された。これで、新型コロナウイルス(COVID-19)、ペドロ店クラスター症例として累計7人となった。また、「11月28日の市中感染事件」関連の感染者はわずか6日で、累計数29人となった。
同日午前中の報道では、店を訪れた女性感染者(21歳)から感染したカンボジア人男性(22歳)の確認だったが、午後さらに6人の感染が確認されたことになる。
地元メディアの報道では、同日に午前、午後、夜と3回に渡って記事が更新されるのは、異例中の異例である。
地元メディアは「ペドロ事件」と名付けて報道
保健省の報道官:Youk Sambathは同日の午後、「ペドロ事件」(地元メディアの名付けか?)に関係する62人から検査を実施し、「これらは、パスツール研究所が検査による62のサンプルのうち約30の結果から6人の陽性を確認した」と述べた。「残りの32人の検査結果は、土曜日の午後までに明らかになるだろう」と付け加えた。
一方、3日にDeam Computer会社の従業員(男性32歳)が新型コロナウイルス感染が確認されたが、感染者の接触者ということで62人が検疫下に入った。第1回の検査では全て陰性であったが、2回目の検査を待つ間隔離されたままである。
保健省 ただちに「ガイドラインの遵守」を呼びかけ
4日、保健省は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染の蔓延を抑えるために、全国の事業所、特に最近の「11月28日のコミュニティ事件」に関与した場所の人々に対するいくつかの対策を発表した。
同省が発行したガイドラインでは、スーパーマーケット、銀行、小売店、その他の事業所のすべての従業員は、フェイスマスクとフェイスシールドを着用し、互いに1.5メートル以上離れて社会的距離を置くことを義務付けています。顧客またはクライアントはまた、敷地内に入るにはサージカルマスクまたは布製フェイスマスクを着用する必要があります。
コンビニ・レベルの店まで、マスク無しは入店拒否
最近の市中感染に関連した事業所には、イオンモール1号店、キャセイユナイテッド銀行、中国銀行とカナディアタワーズ、ディームコンピューター、ストリートプレアシアヌークとチャクアングレクリニックのペドロアクセサリーストアなどが含まれている。また、既にプノンペンでは、コンビニ・レベルの店からマスク無しの客は入店拒否が始まっている。
記事を読む方へのご注意
なお、カンボジアの活字体ニュース・メデイアでは主要ニュースメディアを見る限り、タイムリーに報じているのは、Khmer Timesのみである。同メディアが朝、昼、夜と新着ニュースを報道するのは、極めて異例中の異例である。他のメディアは1日1回のみで、タイムリー性や情報に正確さを欠く記事が見られる。また、本Webサイトの投稿記事は単なる日本語版翻訳といったものではありません。
*掲載写真:7ヵ所目のクラスター発生のペドロ衣料品店 画像:Goggle Mapより