28日の夜 国内感染の発生を確認 カンボジア政府に衝撃走る 

市中感染の懸念が拡がる

感染者の立ち寄り先イオンモール1号店、プノンペンホテルの閉鎖

28日(土曜日)夜、カンボジア人高官の妻が新型コロナウイルス(COVID-19)感染してることを確認した。4月12日、11月3日に続く3度目の国内感染でカンボジア政府に衝撃が走っている早速、このニュースは噂を含め、瞬く間に国内に拡がっている。

地元メディアによれば、28日夜、軍の高官:サヴス中将の妻の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が確認され、今度は夫である刑務所総局長:Chhem Savuth中将の感染が確認された。早速、保健省の命令で2名の感染者それぞれの立ち寄り先であるイオンモール1号店、プノンペンホテルは一時的な閉鎖を命じられた。28日の同日に2人の感謝者の確認でカンボジア政府に11月3日事件以来の衝撃が走った。また、国民に動揺が拡がった。

プノンペンホテル

フンセン首相 直ちに国民の動揺を抑えるため声明発表

 

早速、フンセン首相は、国民に拡がる動揺を抑えるため、声明を発している。地元メディアによれば、同首相は国民に「パニックに陥るのではなく、保健省の安全衛生ガイドラインに従うことで身を守るための注意を高めるよう」人々に訴え、「国民は単にうろたえるのではなく、保健省のガイドラインに従って、自らの健康に気遣うよう」、また「(密な)集りを避けるよう人々に呼びかけたが、首都と州の学校は閉鎖されないが、予防措置を強化する必要がある」と述べている。これは、今後の感染状況によって更なる措置が必要であることも示唆している、とも思える。保健省によれば「感染者(高官の妻)の接触者は、プノンペン、シェムリアップ、さらには地方のバンテアイメアンチェイ州とモンドルキリ州にまで及んでいる。」という。

検疫は広範囲、大規模になるだろう 

パイリンのカンボジア系アメリカ人の感染も確認

28日夜の同日に2人の国内感染者の確認は、市中感染か、という懸念を高め、濃厚接触者の拡がりのため、今後広範囲に大規模な検疫が行われるだろう。

また、別のケースでは、29日にパイリン州のパイリンの町に住むカンボジア系アメリカ人の女性も新型コロナウイルス感染(Covid19)の検査で感染が確認され、保険省は、彼らと接触した人々に、自宅またはシェムリアップ、ストゥントレン、モンドルキリ、バンテアイメアンチェイおよびパイリン州の同感染者との接触者に検疫センターで14日間の自己検疫を行うよう訴えている。

*イオンモール1号店の検疫 29日 画像:Phnom Penh Post

おすすめの記事