カンボジアでは2024年に地雷や戦争時の爆発性残留物(ERW)による死傷者が49人記録され、前年の32人から53%増加したとカンボジア地雷対策・被害者支援機構(CMAA)・広報担当者:ラン・コサル氏報道官が8日(水)に発表した。
「昨年、地雷とERWの爆発により12人が死亡、29人が負傷、8人が手足を切断した」とカンボジア地雷対策・被害者支援機構(CMAA)の広報担当者ラン・コサル氏は語った。
被害者の内訳は男性30人、少年11人、女性3人、少女5人だったと付け加えている。
また、同報道官:コサル氏によれば、1979年から2024年までに地雷とERWの爆発で19,834人が死亡し、45,252人が負傷または手足の切断を余儀なくされている。
カンボジアは地雷やERWの影響を最も受けている国の一つである。
1998年に終結した30年間の戦争と内戦により、推定400万~600万個の地雷やその他の弾薬が残された。
カンボジアのフン・マネ首相は昨年11月の演説で、「カンボジアは1998年に完全な平和を達成したものの、地雷の影は依然として大きく迫り、人命と戦後復興に深刻な脅威を与えている」と述べた。
同氏は、カンボジアはこれまでに3,000平方キロメートル以上の地雷を除去し、100万個以上の対人地雷と300万個のERWを破壊したと述べた。
「我々は25の州都と州のうち15を地雷のない都市と宣言した」とマネ首相は述べた。
掲載写真:中国国営・新華社より