カンボジアは人身売買と性的搾取に対する取り組みを強化し、2024年上半期に104件の事件に対処したと、国家人身売買対策委員会(NCCT)が14日(土)に発表した報告書で明らかになった。
報告書によると、1月から6月までに22件の人身売買事件と82件の性的搾取事件が起きた。これらの捜査で当局は外国人4人を含む容疑者134人を逮捕した。
逮捕者に加え、当局は290人の被害者の救出に成功したが、そのうち241人は女性だった。報告書は、被害者のうち46%にあたる134人が18歳未満の未成年だったことを強調した。
内務省長官でNCCT常任副議長のチョウ・ブン・エン氏は、人身売買事件の複雑さを強調し、詐欺、労働争議、不法就労、不法移民など幅広い犯罪行為との関連を指摘した。
「王国政府は、人権、尊厳、社会正義の尊重を促進するために、あらゆる形態の人身売買と性的搾取を根絶するために引き続き最善を尽くします」と同氏は述べている。
こうした内務省の摘発報告も実は氷山の一角にすぎないことも確かなことである。
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