11月6日(日)初の「シクロの日」を祝う

カンボジア初の「シクロの日」が祝われた。最近、プノンペン都内でもめっきり見かけることが少なくなシクロであるが、近年の環境問題で都市部での移動手段として見直しにつながればとの趣旨であるようだ。式典では、数十台のシクロ(三輪自転車人力車)が人々を乗せて参加したという。

このイベントは6日、ワット ボトゥム公園で開催された。そこからシクロの列が首都の朝のツアーに参加者を載せていった。同行事は国連児童基金(ユニセフ)の支援を受け、約40名のシクロドライバーが祝賀会に参加したという。祝賀会のシクロ責任者である Meas Sok Panha 氏は、このイベントは、フランス植民地時代からカンボジアの交通手段として重要な役割を果たしてきたサイクロの保存を促進するために祝われたと語った。

1970 年代に、自由精神の代表と見なされたカンボジアのロック シンガー:ヨス オラランが Chis Cyclo (Riding Cyclo) という有名な曲をリリースした。しかし、シクロの運転手は都市部の貧困層の中で最も貧しい部類に入り、彼らのほとんどはホームレスであり、政府からの支援を受けているにもかかわらず、彼らの生活はあまり改善されていなかった。

「イベントのチケット販売による収益はすべて、Cyclo and Career Conservation Association (CCCA) と支援を必要としているドライバーに寄付されます」と Meas Sok Panha 氏は述べている。

同祝賀会は、公害のない移動手段を使用することで環境保護を強く呼びかけることでシクロの復活を目的としているという。

掲載写真:Khmer Times

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