1日の首相声明 保健省提言「カンボジアはレッドラインに達した!」に沿う

昨日(1日)のフンセン首相の緊急アピール報道には、伏線があった。保健省から現時点での詳細な状況悪化でレッドラインに達している、何等かな警告と規制が必要と保健省からの緊急提言に基づくものであったようだ。

保健大臣の報道官:Vandine博士は、カンボジアでのCovid-19の<2月20日市中感染事件>発生、特にインド型変異種デルタ(B.1.617.2)ついて新たな懸念を表明し、「状況が赤線に達した」と警告した。この警告は、政府が特にタイとの国境検問所の管理を強化し波及している。

この発言、同省の大臣:MamBun Heng氏のさらなる(コロナ)拡散を防ぐために、保健省はCovid-19の検査を増やし、特にタイとベトナムから帰国する人々のために検疫措置を実施しています。」

「デルタ変異体に感染した患者は、2月20日の発生に関連する症例を持つ他の患者から遠ざかる必要があります」と、6月29日にカンボジア-中国プレアコサマック友好病院の建設現場を訪問した際に述べました。

6月29日の時点で、カンボジアは22人の変異種デルタ型の症例を記録しており、それらはすべて、国境検問所を経由してタイから帰国するカンボジアの移民労働者を介して入って来たものである。

状況は感染急拡大、州レベルの医療崩壊、死者の急増、経済打撃を招く

こうした同大臣の発言は保健省・報道官のVandine博士の認識を踏まえたもので、

「Covid-19の蔓延が赤線を超えてほしくないのは、赤線を越えると状況が悲惨になるからです。それは私たちの地域社会全体に大規模な感染につながるでしょう」

「感染が地域社会内で十分な規模に達すると、そのようなシナリオでは十分なスペースがないため、公衆衛生施設や病院は治療を必要とするすべての患者を収容する能力を失います。」

「大規模なコミュニティ感染は多くの死を引き起こし、人々の日常生活とビジネスを妨害すると説明しました。」

感染拡大状況次第で再びロックダウン

「病気の規模が大きくなりすぎると、病気が制御不能に広がるのを防ぐために、再び封鎖に入る必要があります。」

等々。

州レベルでの医療崩壊、再封鎖(ロックダウン)があり得ることを示唆し、これが7月1日のフンセン首相の緊急アピールと首相の名での矢継ぎ早の指示につながった。次に来るのは具体的な規制措置であることは明かです。昨日、嫌な話だが州レベル死者用お棺の増産、確保し備えるよう首相の指示が各州の知事に出された。

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