子どもたちに感染が拡がっている。<2月20日市中感染事件>の感染者の中に8人の子供が含まれている。全てプノンペン都内である。21日、最年少の子どもの感染が確認された。プノンペン都Stung Meanchey地区DamnakThumの2か月の赤ちゃんである。
他の7人の子供は、Meanchey地区のChakAngreコミューン出身の2歳と7歳の2人の女の子、Meanchey地区StungMeanchey11の9歳の少女と10歳の少年、Meanchey地区のStungMeanchey 1区の2歳の少年とSenSok地区KraingThnong区の8歳の少年、RusseyKeo地区の6歳の少年。いずれもプノンペン都である。
コロナ禍で透けて見える在カンボジア外国人の身勝手さ
犠牲を強いられた8人の子供たちは皆、カンボジア人ではないか。ならば、感染者である外国人(中国、ベトナム、タイ)は子どものいない者たちとなる。ウイルスは人を選ばない恐ろしい事実、だがルール破りや夜遊びの中国人に最初にウイルスが取り付いた事実は消えはしない。外国人感染者の場合、事実婚か単身者がほとんで、いわゆる家族がいないのだ。そこに今回の同事件の異様さがある。今やカンボジア人からカンボジア人、家族内感染の発生はわずか2か月の赤ちゃんに至った。痛ましい限りである。
地元報道が書く「犠牲者=感染者」の意味では、真の犠牲者は圧倒的にカンボジア人である、ということを在カンボジア外国人は深く受け止めるべきである。カンボジア人の圧倒的多数が未だ接種していないワクチンに浅はかな情報で殺到した外国人は恥じ入るべきである。危機が迫るとあたかも特権層のように振る舞う。
コロナの怖さ、ガイドラインを守っても感染は運、不運
ミェンチェイ地区副知事のDy Roth Khemrunは、「当局は、フェイスマスクの着用、混雑した場所の回避、頻繁な手洗い、子供を守るという保健省のガイドラインと標準操作手順に厳密に従うことの重要性について人々を教育するためにあらゆる積極的な措置を講じている」、「両親は、彼らが感染して子供たちにそれを渡さないように、彼らが法律を遵守しすぎていることを確認することについても教育されている」と述べている。だが、実情はどこの国でもガイドラインを守っても感染は運・不運に近い。マスクを付けてもその効果はその場しのぎでは意味がないのだ。
「子どもたちが感染すると悲しくなり、早く回復することを祈っています。だからこそ、親が子供をCOVID-19から安全に保つことができるように注意してほしいのです」と同氏は付け加えた。
ミェンチェイ地区警察署長メン・ビミアン・ダラ大佐のによると、生後2か月の赤ちゃんは、プノンペンのミーンチェイ地区の検査で陽性となった6人のうちの1人でした。生後2か月から81歳までの6人家族は、StungMeancheyコミューンのDamnakThum村に住んでおり、現在、Great DukeHospitalで治療を受けています。そのなかには82歳の祖母と生後2か月の赤ちゃんが含まれている。
無事の退院を祈っている。
*掲載写真:救急車に乗る感染者の子ども 心細い子どもと子どもへの隊員の慈しみが伝わってくる。
画像:地元メディアより