重要‼<2月20日市中感染事件>ようやく「英国・インド型変異種による感染」と報道

米国CDCを引用して<2月20日事件>の原因は2月8日の中国人4人の隔離ホテル脱走と認める

ーKhmer Times 中国発陰謀論の記載なしー

米国CDCによると、カンボジアの2月の市中感染事件では、発生時に感染を広げたケースが英国の亜種であるリネージュB.1.1.7による感染で、 2021年2月8日の夜に許可なく検疫を離れた感染した航空機の入国した乗客から始まったと考えられている。」という冒頭の記事を載せた。記事そのものは長く、ほぼ全文他のソースから引用といった記事である。3月初めにKhmer Timesは中国の「環境時報」(対外版人民日報)に掲載されたカンボジアの<2月20日市中感染事件>はプライベートジェットでドバイから入国した謎の中国人4人という西欧の謀略といった陰謀論に沿った形で、それを調査報道と銘打って記事にした過去がある。

今度は米国CDDの発表を引用する。この厚顔と無節操こそKhmer Timesであり、国内ニュースでも1日で「何を伝えたいの?」という混乱・矛盾した記事を何度か掲載している(記憶では3回か)。

*CDC:疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)

それゆえに読者にはデータを注目してもらいたい。保健省はたった1度、新型コロナウイルスの変異種を見つけたという発表以外はその後無し。さらに5月5日には、国籍別や州別の感染者発表もやめてしまった。さすがKhmerTimesも紙面で苦情を述べるが変化なし。せらに新規感染者数は発表されるものの、入国検疫が含まれていいるのか、どうかもその日によって解らない、それ故に本サイトは不確かな数値については?とした。在カンボジア日本大使館からの在カンボジア邦人宛の配信メールも保健省からの通知意外の記載はない。

上段:感染者総数、死者総数、回復総数
下段:ワクチン接種数 2021.05.27

カンボジア政府は2月15日、入国したインド人と中国人から変異種の最初の症例を発見

カンボジア政府は2月15日、今月初めにカンボジアに入国したインドと中国からの外国人の間で新しい亜種(変異種)の最初の症例を発見したと報告した。

変異種は英国型

保健省が発表した声明によると、新しい亜種は、Institut Pasteur du Cambodgeによって20I / 501Y.V1、VOC 202012/01、およびB.1.1.7として識別されました。これは、英国で発生し、いくつかの突然変異種である。」(Khmer Times 引用)

こうした変異種の具体的型については、今までカンボジア国内では報道されていない。いつ保健省は発表したのか?

ウイルスのこれらの新変異種は、28歳のインド人男性と23歳のインド人女性から抽出されたサンプルで検出されました。 2月7日に韓国を通過して中国からカンボジアに入国した中国の老婆からも検出。」「WHOによれば、以前のウイルスの亜種(変異種)よりも感染しやすいことが証明されているこの亜種は、この1週間でさらに10か国に広がったと述べた。」という。

タイの英国型変異種はタイから帰国の出稼ぎカンボジア人?

「著名なウイルス学者(いったい誰?)は4月8日、タイで、現在タイ全土に広がっているUK Covidの亜種が、国境を越えたタイ人または移民労働者のいずれかによってカンボジアから持ち込まれた可能性があると述べた。」

入国した外国人から新たなインド型変異種、英国型変異種を確認

「カンボジア保健省のOr Vandine博士は、5月12日に発表した。先月および2月20日のコミュニティイベント期間中に入国した外国人から、インド(B1617)からの新しいウイルス形質転換が見つかりました。」「彼はまた、私たちの医師チームによって治癒されました。英国に由来するウイルスの新しい変異株(B117)も、カンボジアに入る外国人で発見されました。」(これ報道された?)

「インドおよびこの国の他の突然変異株からの新しい突然変異は、南アフリカ、イングランド、およびブラジルからの他の新しい突然変異ウイルスよりも悪質であると国際的な専門家(どこの誰?)によって考えられています。」

入国外国人から2つの型の変異種が発見されたという上記の記事だが、入国検疫がしっかり行われていれば、市中感染には結びつかなはずである。ベトナムのように日本から帰国した者が入国検疫2週間を過ぎた後、現在のベトナム第4波の市中感染の原因となったことで、ベトナム政府は直ちに入国検疫期間を3週間に延長したが、カンボジアではそうした措置は行っていない。こうした当然の疑問についてKhme Timesの記事にはいっさいの記述がない。

3月11日、カンボジア人男性50歳が、プノンペンの慢性肺疾患で午前10時40分に亡くなりました。彼は2月28日に雇用主にさらされていることが確認された。この出来事は、COVID-19の国内初の死を示しました。木曜日の死者数は194人で、死者がゼロだった2020年とはかけ離れており、累積症例数は500人未満です。それ以来、5月27日の時点で、194人が中国人や韓国人のようないくつかの外国人を含む全国で致命的なウイルスに屈した。」

「2月20日市中感染事件でクラスター感染が検出されて以来、プノンペンの混雑した市場のうち27か所と少なくとも120の工場で蔓延した。」

*「 」はKhmer Times 記事の英文直訳邦訳 解り難い所は一部手直し)

4月28日の発表「国籍別感染者数」 日本人5人

*<2月20日事市中感染事件>関連では、日本人2人の感染を本サイトは確認。残り3人は事件関連外か?

国籍別感染者数:2021年4月28日

4月10日頃から地域住民(カンボジア人)に感染者が急増、15日頃は中国人感染者数を超え、急増が現在に至る。4月10日頃まで中国人感染者が全体の8割を占め、ベトナム人が次に来ていた。

 

 

 

 

都・州別感染者数(2021.5.21現在)

プノンペン都:14464人。カジノ1か所、日系・中国系経済特区

プレアシハヌーク州:2748人、カンダル州(プノンペン都を囲む隣接州):2557人、バンテアイミェアンチェイ州:1593人、スバイリエン州:417人、カンポット州35人 いずれもカジノ地域が国境沿いにあるカンダル州、カンポット州を除き、中国系経済特区がある

プノンペン都、カンダル州、プレアシハヌーク州の3つで全感染者数の82.2%を占める。これは、人口密度と中国人の居住率が高いからである。さらに経済特区や中国系工場の立地による。

*日本企業の進出している経済特区はプノンペン1か所、シハヌークビル1か所、スバイリエン2か所。

年齢別感染者数(2021.05.03現在)

40歳台から感染数が顕著になるのは、感染によって症状が出るから発見しやすいのであろう。

50歳台、60歳台で死亡率が顕著になり70歳以上が10%を超える。これは、カンボジアの生存年齢構成によるもので、日本よりも20年ほど下げる必要がある。重症化するとアウトと考えたほうがいい。基礎疾患を有する者は致命的である。

 

 

*掲載画像:Khmer Times より。

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