<2月20日市中感染事件> 新規感染者60人を確認、小国には緊急事態である

保健省は12日朝、<2月20日市中感染事件>関連の新規感染者が60人を確認している。これで同事件がらみの感染者累計712人に急増した。60人の新規感染者は、首都と4つの州で確認されました。

新規感染者60人の場所別国籍別内訳では、プノンペン都28人、カンボジア人24人、中国人3人、ベトナム人1人である。感染者のうち7人の患者はまだ治療施設に送られていない。

新段階に悪化したか、地域社会の浸透

これは医療逼迫で収容できないことを示唆しているのであろうか。これは、3月半ばの危機の後、第1次緊急宣言下に医療逼迫が問題となった日本の状況に似ている。その当時、日本では初期のクラスター潰しの戦略ーだからPCR検査差は資源の無駄としなかった、いや準備も能力もなくできなかったーが破綻し、自宅で病院待ちの状態で孤独死する感染者が出てきた頃である。

プノンペン都は地域住民の感染者数の確認が外国人よりも多いというのは、新たな段階に入ったことを物語るもはや運、不運ではなく災禍が眼前になっているのではないか。そうした意識で在カンボジア日本人は行動してもらいたい。

各州の感染状況

一方、カンダル州では、新規感染者16人、中国人11人とカンボジア人5人の確認プレイベン州カンボジア人7人、コ・コン州カンボジア人7人、中国人1人、コンポトム州カンボジア人1人の新規感染者の確認だった。シハヌークビルからの確認が0は同事件関連の感染者確認以来、初めてのことではないか。

コ・コン州といっても感染はダラサッコー・リゾート関連

コ・コン州は4人づつ男性、女性からな新規感染者8人があるが、男性20、24、26、53歳と女性。23、29、30、31歳である。感染者は全員、コ・コン州Botum Sakor地区のKon Kok村に居住。

なおコ・コン州については、ダラ―サッコー半島の村の地名があったことから、 日以来の新規感染者はいわくつきの中国による中国人による中国人のためダラ―サッコー・リゾート関連である。このリゾート開発、場違いな大型飛行場や港湾の工事で米国が注視している場所でここ5年、何度も中国の軍事基地化の懸念を警告している。またこの大規模リゾートのために国道48号線から分岐してダラ・サッコー半島を南端まで開削された道路沿いには開発のために近隣の新集落が設けられている。3月現在、カンボジア最大の漁獲量を誇るスダッチ島住民はダラ・サッコー半島から感染拡大を防ぐため渡船で来る人々を非常に警戒している。

2月26日にカンボジアに到着した2人のインドネシア人男性を含む、2つの輸入された症例が本日保健省の発表にあった。これでカンボジアの累計総数は1225人となった。

なお、カンボジア地元メディアの第1報、特に保健省の発表をいち早く掲載するKhmer Timesに記事については、新規感染者数や場所別国籍別数の数に誤りがある記事が目につく。単純に合計数を検算すれば気づくことであったり、場所別、国籍別などの記述が端から無記載であったり、といったものである。また、後に午前の記事と矛盾する記事を午後に掲載することもある。それも何ら断りなしに掲載されたり、意味不明の記事(読者の英語力というより、何か肝心なことを隠すための記事?)といったものも時にある。今日もそうした記事が出て。後にその記事に関して投稿する。政府内の確執で独占的にニュース情報を得ているKhmer timesとしては二転三転するのは止む得ないところがある。

12日16:00。20分ほど前に着信した在カンボジア日本大使館よりの配信メールと照合しながら本記事を訂正、更新、投稿。

それにしても毎日のようにKhmer Times の保健省から得た感染情報には誤りがある。これで政府公式情報を一手引き受けている地元メディアとは何事もアバウトなカンボジアとはいえ信じ難い。諸外国人もまた日々同メディアの記事をチェックしながら同様の感想を持っているのではないだろうか。

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