昨日の晩には、<2月20日市中感染事件>関連で感染者1000超を予想
昨晩の段階で地元メディアは既に新規感染者20人を超え、18日には1000人超の発表になるだろう、と予想していた。
数字は怖いもので慣れるといくら数が増えても段々気にならなってくる。これば心的防反応で心的な衝撃を敢えて弱めようとする無意識の反応である。無知から来る単なる馬鹿の強がりとは違う。昨年の今頃の日本は2月のクルーズ船が終わり、市中感染クラスターが日本各地で次々に起こっていた時期である。それでも「中国は大変だ」「韓国も大変になってきた」、なかには「イタリア人だから」(というヘイトまがいもあった)という人もいれば、「日本はどうにか持ちこたえるだろう。」という人もいれば、「コロナなんてインフルのようなもの」「たいしたことはない」という者ほど隣国の状態を哀れむような人が多かった。
だが4月半ばに、日本のコロナ感染者の死者数が韓国の死者数を超えそうだという頃になると、日本の厚労省は先に感染や死者でのクルーズ船外した姑息さ同様に統計操作や引き延ばしで発表を渋ったのはよく知られた話である。
それ故に政府情報を一手に流すご用達メディアの報道は、そう簡単に信用せず精査するようになっている。今や日本はコロナ感染者が45万人を超え、下げ止まり、下がったといっているが、毎日50人前後の死者を出している。変異株が問題となった1月上旬、緊急宣言を発するにあたり日本の首相は「変異株の拡がり」が確認されれば直ちに強い措置を取ると言ってが、今や各地で2桁台の報告が毎日である。そしてそれも慣れる、慣らされる、それが真の怖さなののだ。
身近な人を失った者は声にできないほど打ちのめされた者が多い。あの震災、「絆」という字を毎日見る頃からようやく過ぎて10年を経て、ようやく3.11の体験回顧をぽつりぽつりと漏らす人がいかに多いか。メディアの10年忌特集のいくつか見れば解る。コロナ禍とて同じである。10年経てば、日本政府の準備不足や混迷、専門家の判断ミス、そして多くの無責任な発言を繰り返した者たちと共に無念の死を迎えた人々の代弁者の声が聴えるだろう。
「コロナなんて風邪のようなもの」と言ってた者が「ワクチンがカンボジアでも打てるんだって」と問いかけてくる。まるでプライパンのゴマのようなの飛んだり跳ねたりだが、既に日本では絶滅危惧種となったカンボジアでも居酒屋論議もようやく消えかかえり、さすがこの2週間、夜のプノンペンは静かである。<2月20日市中感染事件>で新規感染洗者に日本人が1人という数字は何よりも心強い。
<弱い犬ほどよく吠える>ように「野郎自大の吠え声よりも静かに語る人ほどほんとうは強いのだ」ということが、コロナ禍の世界ではそれが一層明らかになっている。
現在、NHK特設・新型コロナウイルスサイトには、カンボジアの死者1名となっている。最初の死者は薬物過剰摂取、3人目は医者入院翌朝の死後に気づく(心筋梗塞)というものであるが、日本での政府・厚労省の洗例(クルーズ船内の感染者、死者は国内感染から除くと非常識ーNHKのサイトは掲載)があるのだから、一概カンボジア政府の発表も鵜呑みできない。また地元報道も数字の四則計算事態に誤りがあってもその後訂正した記憶はない。後の記事で結果として前の記事に誤りがわかるのだから、いいじゃないといったカンボジアらしさがある。おかげで本サイトの編集担当は大変で気が抜けない。
今日の報道は午前11時に第1報、だが不完全な報道であったが、午後に訂正
保健省の発表が地元メディアで最初に報道されたのは、18日午前11時である。発表によれば、17日の<2月20日市中感染事件>関連での新規感染者35人、遂に1か月1000人超となった。感染累計1025人、その内訳は地域別国籍別感染者でプノンペン都で14人、カンボジア人は10人、中国人は2人、アメリカ人は1人、ベトナム人は1人である。同事件でプノンペン都の累計616人である。カンダル州21人、カンボジア人13人、ベトナム人8人である。また、累計総計1,541人となった。他の州からの感染者の確認はありません。
なお、カンダル州の新規感染21人は全てベトナム国境近くのカジノ地帯であるカンダル州PrekSeoung村で確認された。
23月3日にカンボジアに到着し、2回目の検査で陽性と判定された53歳のフィリピン人女性の輸入症例が1人の報告もあった。
*夜9時過ぎまで地元メディア英語紙を見なければ、今後、新たな報道で解り次第、訂正・報道をいたします。
*掲載写真:検査は続く、いつまでも(イメージ) 画像:Khmer Times