シハヌークビル 初めて地域住民の感染が 中国人を上回る
3日朝、<2月20日市中感染事件>関連の新規感染者34人を確認し、場所もプノンペン、シアヌークビルからスバイリエン州やプノンペンの工場労働者にも感染者が出た。感染者の内訳は中国人19人、ベトナム人2人、カンボジア人13人となっている。
一方、コンポンチャム州とプレイベン州の結婚式参加者の感染懸念は無くなったという。2つともプノンペンで確認された感染者が参加していたことから地域クラスター感染が心配されたが、数千人規模の検査の結果、全員が陰性であった、という。
保健省の3日朝の発表では、、シアヌークビルの感染者は拡大し、中国人男性1人、カンボジア人男性6人、カンボジア人女性3人を含む10人の新規感染者を確認した。<2月20日市中感染事件>関連で新規感染者で地域住民が中国人を上回るのは、全国でシハヌークビルが初めてである。
一方、プノンペン都では、当局が中国人18人と地元カンボジア住民4人を含む22人の患者を確認し、その全員がプノンペン検疫センターで治療を受けている。
また、スバイリエンでは、27歳と28歳の2人のベトナム人女性の確認が感染が確認された。感染経路はベトナム人コミュティー関連かどうか、定かではない。
保健省の発表によれば、入国検疫で3人の感染者を確認している。これでカンボジアでの感染者累計総数は878人となった。
今後の感染状況、国籍別感染者の情報が重要辞表
10日目で初めてシハヌークビルで地域住民の感染者が中国人感染者を上回ったということは、きわめて重要である。<2月20日市中感染事件>は感染者確認の動向をみるに明らかに「中国人コミュニティー事件」という点が濃厚であった。が、今回の感染確認が重要なのは、地域住民にどこまで拡がっているかという点で収束への転換点が見極められる。在カンボジアの日本人の皆様にも感染状況の見極めを注視していただきたい。
掲載写真:Khmer Timesより