わずか1週間で、カンボジアの2月20日のイベントでは、297件の新型コロナウイルス感染(COVID-19)が確認されました。
保健省は28日朝、<2月20日市中感染>関連で新規に35人の感染者を確認した。また、入国検疫4人の感染を確認している。その中にはカンボジア国連平和維持軍のメンバーが含まれている。
さて<同市中感染事件>の新規感染者35人の内訳は、中国人24人、ベトナム人6人、カンボジア人5人です。これにより、カンボジアの新型コロナウイルス(COVID-19)感染のカンボジア累計感染者総計805人に達した。
保健省の毎朝の発表が続くが、それを比較するに<2月20日市中感染>関連の感染者297人に達している。実に累計感染者総数のここ7日間の市中感染は37%を占めており、依然深刻な状態でいつ終わるか、地元報道を見る限り先が見えない。また、感染者は依然圧倒的に中国人が多く、ベトナム人がそれに続く、一方地域社会の住民への感染者増が驚くほど少ないのは幸いである。
ベトナム人感染者が多いのは何も在カンボジアベトナム人が多いということでは説明がつかない。カンボジアを知る者なら解ることだが、感染ベトナム人の多くが若い女性であろう。要はディスコ、クラブで働き夜遊び中国人とバッティングした人たちだ。またカンボジア人も感染クラスターが発生したN9ナイトクラブのカンボジア従業員からも感染が確認され、その子弟が通うSIS学校は最も早く休校措置に入ったことからも解る。
先日の感染ホットスポット・マップを見るにプノンペンではレジデンス、ヴィラと名付けるタワーマンション(サービスアパートメント)が軒並み感染者確認で閉鎖中である。
「<2月20日市中感染事件> 26日の午後時点 感染スポット・マップ 感染の確認個所が63カ所から77カ所に拡大」(感染ホットスポットマップ付)
今朝の発表で昨日のスポット77か所から増えているに違いない、もし在カンボジア日本人がタワーマンションに住んでいるなら、いつ封鎖措置が行われるかわからないので、日本大使館のメールにあるように「最低の食料備蓄、水、トイレットペパー、現金小銭の準備」は必須である。
*掲載写真:Khmer Times 掲載画像より。同紙に掲載される記事、画像はカンボジア政府公認である、と受け取っていいでしょう。