<2月20日市中感染事件>ポイペト 感染爆発地域 感染者はインドネシア人が大多数

インドネシア人男性の感染者を確認、6つの建物とBorey DuongChanを封鎖

ポイペトと言えばタイと国境を接するカンボジアでは最も知られる国境貿易とカジノで知られる街。どれも遊園地の建物のようなカジノが国境検問所付近に林立する猥雑な街である。タイ人や中国人の遊び場で何万ドルをも消費する一方、そこで働く若いカンボジア人男女が路上で安ラーメンを啜る姿が象徴的な街である。

ポイペトの位置

2021年4月22日夜に新型コロナウイルス検査で陽性となったインドネシア人男性を発見した後、バンテアイメアンチェイ州はポイペト市の6つのアパートとBorey DuongChanが当局によって閉鎖された。患者のインドネシア人男性は、ポイペト地区サマキメアンチェイ村にあるBorey Duong Chan、House134Bに滞在していたという。

 

ポイペト市で65人が感染者であった 非公式情報

上記は、Khmer Times 25日付の記事の見出しだが、記事では「65人の感染者確認が伝えられている」であるから伝聞の非公式な情報である。

ただし、バンテアイメアンチェイ州ポイペト市(地区)で3人の感染者と接触したということで、少なくとも400人がウイルス検査を受けたと当局者は語ったという。これは確かであろう。

24日(土曜日)に保健当局は、ポイペトコミューンのゲストハウス、ホテル、カジノを含む6つの場所を訪れ、封鎖された場所から、400人からサンプルを採取したと当局は地元メディアに語っているからである。

 

ポイペト市の3地区をレッドゾーンに指定

バンテアイメアンチェイ州知事:オウムリートリーは25日朝、バンテアイメアンチェイ州ポイペト市サンカットポイペトのサマキメアンチェイ村とクバルスピーン1村のいくつかの地理的地域をレッドゾーンとして定義する決定を下した。

ポイペト市にある126人の感染者を確認。主にインドネシア人

バンテアイメアンチェイ州保健当局はバンテアイメアンチェイ州ポイペト市で126人を発見したと発表したが、それでもプノンペン都のパスツール研究所での検査を待たなければならないと述べている。インドネシア人が126人の感染者のほとんどである、という。 

ポイペトの状況から見えてくる封鎖プノンペン都の脱走事件

以上の記事を読むになぜ、この時期に、それも感染者がインドネシア人に集中するのか、と誰しも思うはずである。するとそうしたポイペトに危険を冒してなぜインドネシア人や中国人が封鎖中プノンペンを脱走して向かうのか、誰しも2つの都市を結ぶミキシングリング(失われた環)が気になってくる。つい昨日投稿した記事が参考になろう。こうした逮捕例は多くの逃走成功例の氷山の一角とも考えられる。成功例が数多あるから、この期に及んでも敢えて挑むのであろう。

掲載写真:いずれもKhmer Timesより。

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