ウドンミアンチェイ州当局は、国境閉鎖前に隔離されていた労働者からデルタ株の97例を発見しました、と発表した。つまり、時期的にまだま発見が増えるということである。ほぼ100近くのインド変異種デルタ株の確認数である。
ウドンミアンチェイ州知事:ペンコサル氏は、カンボジア人がタイから帰国したとき、州当局はCovid-19のサンプリングを実施し、それらを検疫していると述べている。だが同知事は、この期間中、陽性結果が発見される前に2〜3回テストが実施を続けたため、医療チームはさらなる検査結果を検査機関にサンプルを送り続けた。その結果は、多数の移民がインド型デルタ株で陽性であることを示ししているという。
その間に、最前線の医療スタッフを含む検疫センター職員、他の人々への感染がさらに進んだ結果がデルタ株症例が97になったとのべた。
以上の記事をだが、
① 1回の検査でコロナ感染が確認される訳ではなく、国境に接する州では3回の検査を日を空けて実施している。
② それでも3回をクリアして出身地に戻った帰国労働者にデルタ株感染者がいる。
③ 検疫施設の職員が帰国労働者の隔離期間中に感染する。
特に②、③のケースが国内市中感染源になってデルタ株感染源になっている。そこに
④ 国境が閉鎖されても穴だらけの国境を越えて陸続とカンボジア人出稼ぎ労働者が検疫を逃れて故郷に戻っている。
率直に言って、デルタ株の市中感染の拡大は現在の国境を接する州でのブロックダウンで減らす以外に方法はない。既に、発表されていないが、デルタ株の確認は全国で400人症例を優に超えている。
予定では、この13日にタイ国境開放期限を迎える。オリンピック関係者の日本の入国検疫すり抜けで南米アムダ株が問題になっているが、そもそも1回の検査の確認できなる割合が少ないというのは、常識で、端から「安心・安全」なんていうのはあり得ないのである。
地元メディアも書いているが、タイ国境再開が心配である、と。
*掲載写真:イメージ:タイから帰国労働者