
カンボジア麻薬対策当局の高官は、麻薬密売との闘いにおいて法執行機関が直面する課題が増大していることを強調し、犯罪組織のほとんどはカンボジア国外から活動する外国人の首謀者によって指揮されており、効果的な取り締まりには強力な国際協力が必要であると述べた。
この発言は、前週にタイで行われた大規模な麻薬摘発を受けてのものだった。

内務省が6月13日に公開したビデオ声明の中で、麻薬対策局副局長のイン・ソン少将は、麻薬密売は国境を越えて活動する高度に組織化された犯罪シンジケート(麻薬に限らず国際犯罪組織=マフィア)によって引き起こされる世界的な犯罪であると述べた。
「麻薬密売組織の首謀者のほとんどは外国人であり、海外を拠点としている」、「彼らは麻薬の生産、流通、取引、消費が行われる標的国に密売ネットワークを構築している。」とソン少将は述べている。
彼は、犯罪組織はリーダーの身元を隠すために高度な手法を用いることが多く、例えば、ネットワークメンバー間で情報を細分化することで、作戦に関わる個人同士が互いの身元や活動を指揮する人物の身元を知らないようにしていると述べた。
同当局者によると、こうした戦術は、法執行機関が犯罪組織全体を追跡し解体する上で、重大な障害となるという。
「当局が組織のメンバーを逮捕することに成功したとしても、作戦の背後にいる首謀者を特定し、居場所を突き止めるのは依然として困難だ」と述べている。
要は容疑者の目途はついていても、明確な証拠が把握できていないということであろう。
例えば、ロシアのプーチンが、広大な敷地の豪壮な宮殿、億単位の豪華ヨットを何隻も使用していても、その具体的な不正が明かされねば、容疑者になり得ないのと同じである。
掲載写真:タイ・メディア 麻薬関連倉庫の摘発 Khmer Times転載

