首相後継のフンマネ氏、サムランシー氏の早速の学歴批判に直ちに反論する

フン・セン首相の息子フン・マネが、与党カンボジア人民党(CPP)の将来のカンボジア首相候補としての支持を受けた後、早速に元野党党首のサム・ランシーに攻撃さらされた。ウェストポイントのアカデミーはどういうわけか「セカンドクラス」ではないか、と批判した。

フンマネ氏は現在、カンボジア王国軍(RCAF)で中将または中将の地位を占めており、副司令官および陸軍歩兵の司令官を務めている。

最高裁判所が解散したカンボジア救国党(CNRP)の元代表であるランシー氏は、12月25日、米国系のラジオ・フリー・アジア(RFA)とのインタビューで、フンマネ氏が

「首相のように父親が高官である外国人指導者の子供たちに学位を与えるとき、彼らは実際に仕事をせずにただ彼らを通過させます。他の国の高官に与えられる学位は、単に良好な外交関係を維持するためのものです」と語った。

フンマネ氏については、2019年にランシーによる同様の声明に異議を唱え、彼の教育の性質に関連する問題の真実に賭けてと言明している。同氏は、「レインジーが経済学の修士号を取得したニューヨーク大学と、同じ分野で博士号を取得した英国のブリストル大学にも、外国の高官に未稼得の学位を与える方針があると信じているかどうか」と疑問を挙げている。さらに今回は、

「サム・ランシーがこれら3つの大学に、フン・マネがこれらの学校の基準を下回る学業成績で資格を失ったこと、またはフン・マネが何らかの二流の学位を取得したことの証拠を示すことができれば、私は党の候補者として首相の指名を辞退する。」

「サム・ランシーがこれらの大学にフン・マネに発行した学位が二流であるという証拠を示すことができない場合、サム・ランシーは今日政治から永久に引退するはずである」とマネは12月28日のFacebook投稿でレインシーに向けて言明した。

こうした記事を読むと本サイトの読者のなかには、出る杭は打たれるとか、日本の報道での首相の座の世襲批判が思い出されると共に、現東京都知事の学歴をめぐる批判を思い出す人も多いと思う。批判も反論も政治的な動機が背景である。

だが、カンボジアと日本の場合との違いは、ランシー氏が海外に居住しながら批判していることである。これでは「他人(ひと)の口に戸は立てられない」ということになる。だが、中国も北朝鮮などの社会主義国家や香港、ミャンマー、カンボジアなどでは国内では許されないのは周知の事実である

掲載写真及:向かって左:フンマネ氏、右:サムランシー氏 画像:Phnom Penh Postより

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