フン・セン首相は、「5 月 4 日の<ビサック・ボチェアの日>は、ブッダの生涯における 3 つの最も重要なイベントである誕生、悟り、死を記念するための、世界で最も重要な仏教祭の 1 つだ」と説明しました。
首相は 5 月 4 日の祝日について、ソーシャル メディアを利用して、この日はカンボジアだけでなく、世界中の仏教徒にとって重要な日であると指摘した。
ブッダの生涯における最も重要な 3 つの出来事は、年によって日付は異なります(仏教暦はいわゆる太陰暦に基ずいているため、その年によって仏教祭日-例えば、正月やお盆などの祭日が移動するー)が、ビサック・ボチェアの祭日も満月の 15 日目になる。
なお、1999 年 12 月、国連は「ビサク ボチェア」を世界中で祝うべき国際的な宗教上の祝日として認めている。」ともフン・セン首相は述べている。
5 月 4 日の午前 3 時、仏教憲法制定議会のメンバーであり、ワット プレック プラン(寺院名)の僧侶・ドゥオン パン氏は、僧侶やその他の信者を率いて釈迦牟尼仏塔周辺の巡礼を行うと述べていた。
カンダル州のポンヘア ルー地区のプノン プレア リーチ トロップ (古都ウドンの山) の頂上にあるストゥーパ(仏塔)には、仏陀の骨が納められているとされ、副首相兼内務大臣:サー・ケン氏は、ストゥーパでの Visak Bochea の日の行事に参加しました。
教育・青年・スポーツ省長官であるサル・ソカ氏は、王国中および世界中のパゴダ(仏塔)で式典に出席する予定の仏教徒の幸運を祈り、「カンボジア全土、そして全世界の仏教徒が、幸福と繁栄、そして長寿、気高さ、健康、強さという四つの仏の祝福を見つけることを願っています」と述べている。
カンボジア政府は、国内および国際フェスティバルを組織するための仏教全国委員会は、すべての州の機関がこの日を記念して参加するように呼びかけている。
一方でちょっと笑える話がある。プノンペン在住の高校生の話である。4日の祝日の意味を訊くと、「学校では祝日についての説明なんてない。カンボジアは祝日が多いから、何の日であるか、説明があっても忘れちゃう。」と言っていた。日本でも新たな祝日が増えて、「今日の祝日は何だっけ」と思う学生はいるが、親が子供から聞かれれば、答えるか知らなければ調べるが、カンボジアでは親のほうが無関心か、子ども以上に知らないことが多い。それに仏教暦で毎年、祝日が動くから在住外国人はもっと解らない者が多い。