首相、麻薬汚染への危機感 「公務員と軍人に薬物検査義務を命令」

フン・マネ首相が再び、公務員の薬物問題に触れ、並々ならぬ決意を見せ、その追放指令を出した。それほどに首相にとっては重大かつ深刻な問題だが、依然として州や省の高官クラスのサボタージュがあり、その不信感もあり、再び不退転の決意を表明している。

フン・マネ首相は20日、政府の麻薬撲滅キャンペーンの一環として、「軍関係者、国家警察、契約職員を含む公務員に強制薬物検査を受けることを義務付ける命令」を出した。

首相は20日、国家麻薬対策当局の2023年の作業結果と2024年の作業方向性を総括する会議の閉会式でこの命令を発表した。

フン・マネ氏は、「私は政府の麻薬撲滅キャンペーンを延長する命令に署名したところだ。つまり、国レベルと準国家レベルの公務員、軍隊が薬物検査を受けることになる」と述べ、「彼らが薬物を乱用していることが判明した場合、彼らは容赦なく解雇されます。」と強調した。

首相の命令には、「すべての省庁、機関および準国家行政は、公務員、国家警察職員および軍人、ならびにその監督下にある契約職員に対して検査を実施し、麻薬密売への関与に対し違法薬物または違法薬物の使用を明らかにすることにより定期検査を強化しなければならない」と述べている。さらに「違法薬物の使用や薬物関与が見つかった公務員、国家警察官、兵士、契約職員を例外なく追放する措置を講じなければならない」と付け加えた。

*スピーチはクメール語

既にこの命令は省庁、関連機関、首都行政、州知事、準国家公務員を対象しており、職員を検査し、刑法に基づいて措置を講じるよう求められている。」

フン・マネ首相は内務省、国防省、公務員省に対し、麻薬犯罪で捕まった職員に関するデータをすべて共有し、その職から追放するよう求めた。その人物(麻薬使用の公務員)を職から外すのは関係省庁の責任だ」と再度強調した。

副首相兼国家麻薬対策当局の議長であるネス・サボウン氏は、反麻薬キャンペーン実施の主な目的は悪党たちがカンボジアを麻薬犯罪の標的として利用するのを阻止し、麻薬が社会を破壊することを許さないことであると語った。 

掲載写真:Khmer Times

おすすめの記事